2019.4.17 05:02

新5000円札の津田梅子肖像 財務省、写真反転「問題なし」

新5000円札の津田梅子肖像 財務省、写真反転「問題なし」

津田塾大が国立印刷局に提供した津田梅子の36歳ごろの肖像写真=1901年ごろ撮影(津田塾大提供)

津田塾大が国立印刷局に提供した津田梅子の36歳ごろの肖像写真=1901年ごろ撮影(津田塾大提供)【拡大】

 9日に財務省が発表した新紙幣の5000円札に使われる津田塾大の創始者で女子教育の先駆けとなった津田梅子の肖像に関し、同大が提供し、新紙幣と酷似している36歳頃の写真と顔の向きが逆になっていることが16日、分かった。

 津田塾大の広報担当者は「写真が反転されて肖像画に使われたと考えている」としている。同大によると、約10年前に国立印刷局の技術者の練習用にという名目で津田梅子の18歳頃と24歳頃、36歳頃、50歳頃の写真4点を提供した。新紙幣と酷似している36歳頃の写真は新紙幣と逆側を向いていたという。

 ただ、新紙幣の肖像画と提供写真を見比べたところ、前髪の生え際やかんざしの角度などは反転しているが、着物の前合わせはともに左身頃が上になっており、加工したとみられる。

 財務省は「写真をそのまま写すものではなく、反転などの加工は問題ない」と発行作業を進める構え。菅義偉官房長官(70)はこの日の記者会見で「選定された人物についてさまざまな写真を収集して、原画を作成する」と説明した。

 同省によると、紙幣の肖像画は内側を向いていることがほとんどであるため、向きを変えて再構成したとみられるとしている。ただ実物の写真と異なる肖像画を紙幣に記載することに違和感を抱く人も出そうだ。

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