2019.4.16 20:28

「オリンピックおじさん」に別れ 山田直稔さんを送る「ありがとうの会」

「オリンピックおじさん」に別れ 山田直稔さんを送る「ありがとうの会」

 派手な衣装で、五輪や大相撲の会場で応援したことから「オリンピックおじさん」の愛称で呼ばれ、今年3月9日に92歳で亡くなった山田直稔さんを送る「ありがとうの会」が16日、東京都内で行われた。

 「国際オリンピック応援団長」を自称し、1968年のメキシコ五輪から2016年のリオデジャネイロ五輪まで、日本が不参加だった1980年モスクワ大会も含めて現地で応援してきた山田さん。万国旗が張り巡らされた会場には、金色のシルクハットと羽織はかま姿に金地の日の丸扇子を持った“正装”姿の山田さんの等身大パネルや、応援してきた各五輪での写真、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長らからのメッセージなどが展示され、多くの人が参列した。

 故人の性格と言動から「明るくありがとうと送り出していただきたい」(主催者)と、山田さんの93歳の誕生日になるはずだった、この日に行われた。「ナオちゃん」「タミちゃん」と呼び合ったという幼なじみの綿貫民輔元衆議院議長(91)は「彼くらい厚かましいヤツはいないが、それくらい愛嬌(あいきょう)があり、多くの人から愛された」と、参列者の笑いを誘いながら故人を悼んだ。

 式では、故人の遺志を表すような歌「千の風になって」を5人の孫が歌う場面も。

 最後には山田さんの下で副団長を務めてきた石川恭子さんが「人が集まることが大好きだったので、おそらく今、この会場にいて『ありがとう』といっていると思います」と謝辞。石川さんが音頭を取っての三三七拍子で式を締めた。