2019.4.15 21:06

ニュース掲載に使用料 EU改正著作権法が成立

ニュース掲載に使用料 EU改正著作権法が成立

 欧州連合(EU)で15日、米グーグルや傘下のユーチューブなど巨大インターネット企業が、各国メディアのニュースの詳細を掲載したり音楽や動画をネット配信したりする際に「適切な使用料」を著作権を持つ提供者に払うことなどを盛り込んだ改正著作権法が成立した。欧州議会が先月、法案を承認したのに続き、加盟国でつくる閣僚理事会も同日承認した。

 不正なコンテンツの掲載を防ぐ法的責任を、ネット企業が負うことも明記した。新法令はEU官報に掲載後、2年以内に加盟国で法制化される。

 ユンケル欧州委員長は成立を受け「デジタル時代にふさわしい規則だ。制作者には公正な報酬、(ネット)使用者には強力な権利を保証し、ネット企業に責任を持たせる」と述べた。

 法令改正は、報道機関サイトにただ乗りしたり、無許可の音源を事実上配信したりすることでネット企業が巨利を得ている現状を「コンテンツと広告収入の収奪」とみる欧州メディアや、元ビートルズのポール・マッカートニーさんやレディー・ガガさんら著名アーティストが要望していた。(共同)