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失言大臣トドメ…桜田五輪相更迭 自民党議員パーティーで「復興以上に大事なのは高橋さん」

失言大臣トドメ…桜田五輪相更迭 自民党議員パーティーで「復興以上に大事なのは高橋さん」

失言の連鎖が止まらない桜田義孝五輪相。安倍晋三首相に辞表を提出後、記者団に囲まれた (撮影・春名中)

失言の連鎖が止まらない桜田義孝五輪相。安倍晋三首相に辞表を提出後、記者団に囲まれた (撮影・春名中)【拡大】

 安倍晋三首相(64)は10日夜、桜田義孝五輪相(69)を事実上、更迭した。桜田氏は同日、東日本大震災の被災地を地盤とする自民党衆院議員のパーティーに出席した際、議員を「復興以上に大事」と失言。前日9日には被災地の宮城県石巻市(いしのまきし)を1度の国会答弁で3回にわたり「いしまきし」と言い間違えて謝罪するなど、相次ぐ不適切発言の責任を取らせる必要があると判断した。後任は鈴木俊一元五輪相(65)を充てる。

 相次ぐ失言で閣僚としての資質を問われていた桜田氏が、ついに辞任に追い込まれた。

 桜田氏は10日夜、東京都内で開かれた高橋比奈子衆院議員(比例東北)のパーティーであいさつ。来年の東京五輪・パラリンピック開催をめぐり、多くの外国人が訪れると指摘した上で、「おもてなしの心を持って復興に協力していただければありがたい。そして復興以上に大事なのは高橋さんだ」などと述べた。

 被災地軽視ともとれる発言について、当初は記者団に「そんなこと言っていない」と否定したが、その後、不適切発言の責任を取る形で、安倍首相に辞表を提出。再び記者団に囲まれると、硬い表情で「被災者の気持ちを傷つけるような発言をして申し訳ない」と陳謝した。失言からわずか2時間でのスピード更迭だった。

 桜田氏をめぐっては3月24日、被災地の道路被害について「健全に動いていたから良かった」と事実誤認の発言をするなど再三にわたり、“失態”を繰り返してきた。

 安倍首相は官邸で記者団の取材に「被災地のみなさんに深くおわび申し上げたい」と謝罪。「任命責任はもとより首相たる私にある」とし、「今後も東北の復興に全力を傾ける」とも述べた。

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