2019.4.6 14:19

近大入学式でつんく♂が祝辞「人間を育ててくれるものって何だろう」

近大入学式でつんく♂が祝辞「人間を育ててくれるものって何だろう」

近畿大の入学式に登場したつんく♂(右)と渡辺美優紀=大阪府東大阪市

近畿大の入学式に登場したつんく♂(右)と渡辺美優紀=大阪府東大阪市【拡大】

 音楽プロデューサー、つんく♂(50)が6日、東大阪市の近畿大学で総合演出を手掛けた「令和(れいわ)元年度入学生入学式」に出演した。2014年に喉頭がん手術のために声帯を摘出したため、スクリーンに言葉を映し、夜中まで考えていたという祝辞を贈った。

 「人間を育ててくれるものって何だろうって僕は3つの種類があると思います」と切り出すと、1つ目に「悔しさ」を挙げ、「起こってしまったよくない結果に対して悔しさを感じずに挫折感しか感じられない人はきっと成長できない人だと思うんです。大阪出身の僕はいつも東京のバンドにジェラシーやコンプレックスを抱いていました」と振り返った。

 2つ目は「人に教えるとき」。「それまで感覚的にやっていた当たり前を誰かに教えるとき『あれ? 俺ってどうやってたっけ?』って思い出してから、それらを分解して、組み立て直すようになりました。そうすると知らない間に『HOW TO マニュアル』のようなものができあがります」と自身の経験談を伝えた。

 3つ目は「認められること」。「『わ! すごいね』『ありがとう、助かったよ』などそういうさりげない言葉があるだけでやっていけるものですよ、人間」と説き、新入生7200人を祝福した。

 式ではサプライズゲストとして元NMB48の渡辺美優紀(25)が登場。つんく♂が楽曲を提供した「未来への春」を初披露し、盛り上げた。閉式後の囲み取材では「新入生のみなさんが未来への希望を持って羽ばたいて言ってもらえたらいいなと思いながら心を込めて歌いました。紅白出たいです!」と意気込みを話した。さらに「私の中では大学という堅かったイメージだったのですが、おもしろそうだなと変わったので入学したいと思いました。機会があったら挑戦してみます」と来年は受験戦争に参戦(?)をほのめかした。

  • 近畿大入学式でパフォーマンスを披露するつんく♂(左手前)ら=大阪府東大阪市