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ゴーン日産前会長再逮捕「あり得ない暴挙」弘中弁護士、動画公開で反撃へ

ゴーン日産前会長再逮捕「あり得ない暴挙」弘中弁護士、動画公開で反撃へ

ゴーン容疑者の再逮捕について取材に応じる弘中弁護士=4日午前、東京都千代田区 (撮影・萩原悠久人)

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 日産自動車のカルロス・ゴーン前会長(65)が中東オマーンの販売代理店側に支出された日産の資金を流用し、約5億6300万円の損害を与えたとして、東京地検特捜部は4日、新たな会社法違反(特別背任)の疑いで、同容疑者を再逮捕した。逮捕は4回目。最初の逮捕以降、108日間にわたって身柄拘束され3月6日に保釈されていた。同容疑者側は保釈中に反論の動画を録画しており、近く公表する。

 4日午前6時10分頃、東京地検の車がゴーン容疑者の自宅マンション駐車場に到着。そして同45分頃、同容疑者を乗せたとみられる車が出発した。現場は報道陣であふれ係官から「下がれ」と怒号が飛んだ。車は東京地検を経由し午前10時15分頃、東京拘置所に。カーテンで遮られ車内の様子はうかがえなかった。

 先月6日の保釈から約1カ月での再逮捕。特捜部が手掛けた事件としては異例の事態に、ゴーン容疑者は米在住の広報担当者を通じ「常軌を逸しており恣意的」と声明を発表。「日産の一部の個人が検察をミスリードすることで私を黙らせようとする新たな試みだ。私は無実だ」と訴えた。

 弁護人の弘中惇一郎弁護士(73)らも4日午後、東京・丸の内の日本外国特派員協会で記者会見。「裁判所によって逃亡や証拠隠滅の恐れがないことを確認されているわけだから、再逮捕はあり得ないこと。強く抗議したい。暴挙だ」。100人以上の国内外の報道陣を前に厳しい表情で述べた。

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  • 3月6日、保釈されたゴーン容疑者は、作業着姿に変装し東京都葛飾区の東京拘置所を出た