2019.3.22 12:00

石川さゆり、来年の大河で謎多き明智光秀に影響を与えた母の役に/週末エンタメ

石川さゆり、来年の大河で謎多き明智光秀に影響を与えた母の役に/週末エンタメ

特集:
週末エンタメ芸能記者コラム
2020年大河ドラマ「麒麟がくる」出演者発表会見で登壇する石川さゆり=東京・渋谷のNHK放送センター(撮影・戸加里真司)

2020年大河ドラマ「麒麟がくる」出演者発表会見で登壇する石川さゆり=東京・渋谷のNHK放送センター(撮影・戸加里真司)【拡大】

 現役引退を表明した大リーグ・イチロー(45)の友人で、NHK紅白歌合戦の常連でもある歌手、石川さゆり(61)が、来年の同局大河ドラマ「麒麟がくる」に出演することが決まった。21日には東京ドームでイチローの現役最後の姿を見守ったばかり。孤高の武士のような彼から得た感性や哲学は、計り知れないはずだ。

 「麒麟がくる」は、織田信長に仕え信長を討った謎多き戦国武将・明智光秀の物語。昨年まで41回出場の紅白で代表曲「津軽海峡・冬景色」や「天城越え」を聴くたび、年越しの実感がわく“さゆり”党の記者としても女優としてどんな顔を見せるか今からワクワクする。

 大河抜てきは2006年の「功名が辻」のワンシーン出演以来14年ぶり2回目。演じるのは、長谷川博己(42)扮する光秀の母、牧。光秀が幼い頃に死んだ父の代わりに、「武士としての心構え」を諭す厳しくも心優しい人物という重要な役どころとなる。

 同局は起用理由について「日本を代表する歌手なので、声が透き通っているし気品がある。雰囲気も役柄に合致した」と説明。女優としてのなじみは薄いが、過去には「大江戸捜査網」や「大空港」などドラマに出演経験もあり、貫禄の演技を見せてくれそうだ。

 記者の取材に石川は「なぜ私が?という思いですが、歌のステージを見ていた大河担当者が声をかけてくれたそうです」と感無量の様子。「光秀は謎深い不思議な人物。その光秀に大きな影響を与えた母親の牧には、個人的にも非常に興味があります。役者という観点からは何も語れませんが、歌手としての感受性をフルに生かしたいと思います」とあふれる好奇心と持ち前の母性をのぞかせた。

 本業では先月20日、平成最後のシングル「酒供養~縁歌(えにしうた)バージョン~」を発売。今月20日に発売したアルバム「民~Tami~」の収録曲「ソーラン節」では、ギタリスト、布袋寅泰(57)とコラボしてロックな民謡に生まれ変わらせたことが注目されている。

 さらに、来年の東京五輪を盛り上げようと企画された歌「東京五輪音頭-2020-」に歌手の一人として参加しており、全国の祭りや盆踊りでも彼女の歌声を聴くことができる。イチローとの交流は08年、彼が打席に入る際のテーマ曲に「天城越え」を起用したのがきっかけだった。

 イチローからも勇気をもらった石川が、還暦を過ぎてなお自らを越えてゆく姿に改めて期待したい。そしてイチロー、いや元イチローにも「麒麟がくる」に何かびっくりするような役で出てほしいなあ。(森岡真一郎)