2019.3.17 09:07

防衛省、長距離巡航ミサイル開発へ 国産初、抑止力強化狙い

防衛省、長距離巡航ミサイル開発へ 国産初、抑止力強化狙い

 防衛省は、戦闘機に搭載して敵の射程圏外から艦艇を攻撃できる長距離巡航ミサイルを初めて開発する方針を固めた。中国海軍艦艇の能力向上などを踏まえた抑止力向上が狙いで、日本が開発した既存の空対艦ミサイルを改良し、射程を400キロ以上に伸ばす。政府筋が17日、明らかにした。早期に予算案へ関連費を計上し、実用化を目指す考えだ。

 政府は南西諸島防衛の強化を念頭に、長距離巡航ミサイルの整備を重視。日本の離島などへ侵攻する敵に対し、その射程圏外から反撃する能力の強化を昨年末に策定した防衛力整備の指針「防衛計画の大綱」に明記した。ただ敵基地攻撃能力の保有につながるほか、専守防衛の観点から問題だとの指摘が根強い。

 長距離巡航ミサイルを巡り、政府は「JASSM」や「LRASM」など海外製の導入を既に決定。両ミサイルとも最長射程は900キロで、日本海から北朝鮮の内陸部まで届く能力を持つ。これらに国産のミサイルが加わる形となる。