2019.3.11 12:23

金正男氏事件、インドネシア人の殺人罪起訴取り下げ釈放

金正男氏事件、インドネシア人の殺人罪起訴取り下げ釈放

特集:
金正男氏殺害事件
殺人罪の起訴が取り下げられ、釈放されたシティ・アイシャ被告(中央)=クアラルンプール近郊(共同)

殺人罪の起訴が取り下げられ、釈放されたシティ・アイシャ被告(中央)=クアラルンプール近郊(共同)【拡大】

 北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男氏が2017年2月にマレーシアの空港で殺害された事件で、実行犯として殺人罪に問われた女2被告の公判が11日、クアラルンプール近郊の高裁で再開した。検察側は2被告のうちインドネシア国籍のシティ・アイシャ被告(27)について、殺人罪での起訴を取り下げると表明した。同被告は釈放され、記者団に「びっくりしている。とてもうれしい」と語った。

 ベトナム国籍のドアン・ティ・フオン被告(30)の裁判は続くとみられる。高裁は2被告の間で判断が分かれた理由を明確にしていない。いずれも捜査段階から「いたずら番組の撮影だと思っていた。毒物とは知らなかった」と無罪を主張している。フオン被告は有罪になれば死刑が適用される。

 フオン被告はアイシャ被告だけが釈放されたことについて「頭が真っ白。ショックを受けている」と涙ながらに話した。(共同)