2019.3.7 13:04

やせ細ったゴーン被告は「野球帽に医療用マスク姿で刑務官に囲まれ東京拘置所を去った」

やせ細ったゴーン被告は「野球帽に医療用マスク姿で刑務官に囲まれ東京拘置所を去った」

作業員に変装して、東京拘置所を出るカルロス・ゴーン被告(中央)=東京都葛飾区(撮影・桐原正道)

作業員に変装して、東京拘置所を出るカルロス・ゴーン被告(中央)=東京都葛飾区(撮影・桐原正道)【拡大】

 会社法違反(特別背任)などの罪で起訴された日産自動車前会長、カルロス・ゴーン被告(64)は6日、保釈保証金10億円を納付し、東京拘置所(東京都葛飾区)から保釈された。昨年11月の逮捕から身柄拘束は108日。全ての起訴内容を一貫して否認しており、弁護団は公判対策を本格化させる。約3カ月半ぶりに姿を見せたカリスマ経営者は、意外な変装姿で拘置所を後にした。

 ゴーン被告釈放のニュースは、世界各地のメディアでも一斉に報じられた。アイルランド紙「アイリッシュ・タイムズ」(電子版)はこの日、「建設作業員姿に変装したゴーン、東京拘置所から釈放」との見出しを打って、「昨年11月の衝撃的な逮捕まで世界最大のカーアライアンスを運営した失墜の大物経営者、ゴーンが独房に拘束された後、107日ぶりに保釈された」と伝えた。

 同紙は「水曜日午後、野球帽に医療用マスク姿で痩せ細ったように見えるゴーン氏は、刑務官に囲まれて車に乗り込み、東京拘置所を去った」と伝え、「長く待たれた釈放の様子は、日本国内のテレビで生中継され、拘置所外で多くのテレビクルー、レポーターとカメラマンが待ち構えた」と報じた。

 記事はゴーン被告の弘中惇一郎弁護士についても触れ、「ゴーン氏は2月13日に前任の弁護団を解雇した。(その後選任された)弘中氏は、世間で注目を浴びる裁判で容疑者への抜け目のない弁護で知られ、“カミソリ”との異名を持つ。日本の裁判所が罪を否認する容疑者を保釈するケースは滅多にないため、今回の保釈の決定は、彼のチームの勝利と見受けられる」と伝えた。

  • 東京拘置所を出る日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告=東京都葛飾区(撮影・川口良介)
  • 東京拘置所を出る日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告(左から4人目)=東京都葛飾区(撮影・川口良介)
  • 作業員に変装して、東京拘置所を出るカルロス・ゴーン被告(中央)=東京都葛飾区(撮影・桐原正道)
  • 東京拘置所から出てくるカルロス・ゴーン被告を乗せた自動車=東京・小菅(撮影・萩原悠久人)