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さんま育てた上方落語界の最長老、笑福亭松之助さんが93歳大往生

さんま育てた上方落語界の最長老、笑福亭松之助さんが93歳大往生

仲の良い師弟として有名だった松之助さん(左)と明石家さんま(2014年撮影)

仲の良い師弟として有名だった松之助さん(左)と明石家さんま(2014年撮影)【拡大】

 上方落語界の最長老で、タレント、明石家さんま(63)の師匠として知られる笑福亭松之助(しょうふくてい・まつのすけ、本名明石徳三=あかし・とくぞう)さんが22日午前3時すぎ、老衰のため入院先の兵庫県西宮市内の病院で死去した。93歳だった。明るく、とぼけた芸風で新作に取り組み、やんちゃだった若き日のさんまを巧みに育て上げた。一時は絶滅寸前だった上方落語の再建に尽力した噺家の一人が、静かに旅立った。

 昭和の上方落語を支えた噺家が大往生した。

 関係者によると、約1年前から入院していた。入院する少し前に妻を亡くし、以後、体調が優れなかったという。昨夏から誤嚥性肺炎で入退院を繰り返し、昨年11月ごろから寝たきりに。意識はあり、意思疎通はできたが、22日に力尽きた。葬儀は近親者のみで執り行い、後日、お別れの会を開く予定。長男は落語家の明石家のんき(51)。

 上方の明るい太陽だった。1948年に五代目笑福亭松鶴さんに入門。同年「二代目笑福亭松之助」として初舞台を踏んだ。しかし2年後に師匠が死去するなどベテランを次々に失った上方落語界は、若手だった後の六代目松鶴さん、桂米朝さん、桂春團治さん、先代桂文枝さんらわずか十数人になり、上方落語は滅びたともいわれた。

 松之助さんは51年には宝塚新芸座にゲスト出演し、そのまま入団。59年には吉本興業に喜劇役者として移籍し「吉本ヴァラエティ」(後の吉本新喜劇)などに出演した。その後は落語に力を入れ「仮面ライダー」や「バカボン」を題材にした新作にも取り組んだ。

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  • 大阪・なんばグランド花月で落語を披露する笑福亭松之助さん。とぼけた味が魅力だった(2007年撮影)
  • 死去した笑福亭松之助さん
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