2019.2.8 05:01

レオパレス、新たに施工不良 1万4443人に引っ越し要請へ

レオパレス、新たに施工不良 1万4443人に引っ越し要請へ

 賃貸アパート大手のレオパレス21は7日、新たに33都府県にある1324棟の物件で壁や天井などに施工不良が見つかったと発表した。入居者は計1万4443人で、天井の耐火性能が不足する641棟の7782人に8日から電話で転居を要請。その後、他の問題物件の入居者全員にも促す異例の対応に踏み切る。費用は同社が負担する。昨年5月の公表分は12都府県だった。

 補修工事費用が響き、レオパレスの通期赤字予想は悪化。深山英世社長ら取締役が役員報酬の一部を返上する。同社長は「誠に申し訳ない」と陳謝。進退について「3人の社外取締役に考えてもらう」と辞任の可能性を示唆した。施工不良は「建築現場での作業効率を上げるのが一番の目的だった」とした。

 施工不良は1996~2001年に着工した建物。641棟の物件タイプは「ゴールドレジデンス」。建築基準法は3階建ての共同住宅の床に1時間の準耐火構造を求めているが、641棟の物件では床のすぐ下の天井部分が設計図と異なる施工だった。同社は「耐火性能を満たしていないため(住むのは)危険だと認識している」と説明した。

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