2018.12.30 05:02

和久峻三さん死去…「赤かぶ検事」シリーズなど手掛ける

和久峻三さん死去…「赤かぶ検事」シリーズなど手掛ける

死去した和久峻三さん

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 「赤かぶ検事」シリーズなどの法廷ミステリーを数多く手掛けた作家、和久峻三(わく・しゅんぞう、本名古屋峻三=ふるや・しゅんぞう)さんが10月10日、心不全のため京都市下京区の病院で死去していたことが29日、分かった。88歳。大阪市出身。遺言により葬儀は行わなかった。TBS系「赤かぶ検事奮戦記」の主演俳優、中村梅雀(63)はサンケイスポーツの取材に、和久さんの思い出を語った。

 和久さんは京大法学部を卒業後、新聞記者を経て作家に。後に司法試験に合格し、弁護士としても活躍した。「仮面法廷」で1972年度に江戸川乱歩賞、「雨月荘殺人事件」で89年に日本推理作家協会賞を受賞。「赤かぶ検事」シリーズなどの法廷ミステリーを数多く手掛けた。元最高裁判事の故滝井繁男さんは実弟。

 2009年から「赤かぶ検事奮戦記」で主役の柊茂(ひいらぎ・しげる)を演じた梅雀は、サンケイスポーツの取材に「独自のオーラをお持ちで、おおらかに受け止めていただいた」と、撮影現場で昼食をともにしたときの秘話を明かした。

 「フランキー堺さん(1996年死去、享年67)、橋爪功さん(77)に次ぐ3代目で、不安になっていたのを和久先生は見抜いたのか『柊の人物像は、私が飛騨高山で見かけた検事さんと、名古屋で会った名古屋弁バリバリの人です。あなたにふさわしい』と力づけてくださいました」

 この和久さんの言葉で、「アクセルを踏めた」という梅雀は「今でも、そのときの和久先生のニコニコとした顔が目に焼き付いています」と振り返った。

 「赤かぶ検事」シリーズのほか、「あんみつ検事」シリーズも女優、片平なぎさ主演でテレビドラマ化された。夏目大介の筆名で「幽界戦士」「恐竜王子」といったSFバイオレンス小説も手掛け、趣味を生かした写真集「日本の原風景」も話題となった。

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