2018.12.4 20:46

「M5」をベースに「ACシュニッツァー」が最速記録を更新

「M5」をベースに「ACシュニッツァー」が最速記録を更新

「M5」をベースに「ACシュニッツァー」が最速記録を更新

「M5」をベースに「ACシュニッツァー」が最速記録を更新【拡大】

 M5 by AC Schnitzer

 ニュルで7分29秒50を叩き出す!

 12月1日開幕のエッセン モーターショー2018でデビューしたACシュニッツァーの新作「M5 by AC シュニッツァー」が、それに先立って2つのサーキットで最速記録を樹立した。ひとつはザクセンリンクの1分31秒71で、これは同サーキットのセダンによる最速タイム。もうひとつは、ノルトシュライフェの7分29秒50で、こちらはM5による最速タイムだ。以降、M5 by AC シュニッツァーの速さの秘密を探ることにしよう。

 700psのパワーに850Nmのトルクを実現!

 まずはエンジン。ストックのM5の最高パワー&最大トルクが600psと750Nmなのに対し、シュニッツァー版では700psと850Nmへとそれぞれ大幅な上乗せに成功している。ここで注目なのは、シュニッツァー製チューニングパーツがドイツ国内では型式認定を受けており、装着した状態で車両登録ができること。取り付け後5年間の保証もつく。

 動力系でもっともわかりやすいのはフラップコントロールを内蔵するエキゾーストシステムだ。丸形のエンドパイプは左右2本出しで、「カーボンスポーツ」と「スポーツブラック」、そしてクロームの「スポーツ」と3種の選択肢が用意される。なお、ストックの排気系を活かしたまま、エンドパイプだけを単体で装着することも可能だ。

 CFRP製スポイラーはダウンフォース増強が狙い。

 CFRP製のボディパーツはダウンフォースの増強を目標に設計された。オリジナルのフロントスポイラーに加えて、オプションでスプリッターを装備することも可能。サイドスカートは、ビジュアル面で前後フェンダーを自然に繋げる役目を果たす。

 リヤではルーフスポイラーとスポイラー、そしてディフューザーが備わる。なおスポイラーの代わりに「レーシング」と名づけられた本格的なウィングもオプションリストに載る。

 ホイールのラインアップも充実。

 ホイールのラインアップにはシュニッツァーの力作が並ぶ。まずはセンターロックのAC3 ライトウェイト フォージド「エボ」。サイズは10J x 21インチで、オフセット量は 22。これにフロント275/30 R21、リヤ285/30 R21サイズのタイヤが組み合わされる。

 カラーはシルバーとアンセラサイトのコンビネーション。どちらかがメインカラーになるので、これだけで2種が用意される。加えて、センターロックナットのカラーにグレイとゴールドの選択肢を用意する辺りに、愛好家の心理をよく理解するシュニッツァーならではの芸の細かさが見える。

 この「エボ」以外に、やはり21インチのライトウェイト フォージド「タイプ VIII」と20インチのAC1 ライトアロイを選ぶことができる。

 足まわりはKWと開発!

 ホイールと並んで、足まわりの強化にも抜かりはない。シュニッツァーはこの分野のスペシャリスト「KW」とコイルオーバーサスペンションを専用開発、「V4」と名づけた。

 製造はKWが請け負うこのサスペンション、バウンド側とリバウンド側が調整可能なうえに、無段階に車高をアジャストできるという。これが旋回性能を始めとするビークルダイナミクスを向上させていることは言うまでもない。なお、シュニッツァーオリジナルのスプリングキットを装着すると、フロントの重心高が約20~25mm、リヤが 10~15mm低くなる。

 インテリアではアルミを用いてアクセントをつけた。ストックよりサイズを大きくしたシフトパドル、ペダルセット、フットレストなどがアルミ製となる。

 BMW M5はストックでも抜群の動力性能とフットワークを誇るが、シュニッツァーがさらに磨きをかけたことは冒頭に紹介したサーキット周回タイムが立証済み。これに加えて、オーナーの好みにきめ細かく対応する、M5 by AC シュニッツァーは、通り一遍の4ドアセダンでは飽き足らない人々にとって抗しがたい魅力を湛えている。

 TEXT/相原俊樹(Toshiki AIHARA)

 (GENROQ Web編集部)

  1. サンスポ
  2. 芸能社会
  3. 社会
  4. 「M5」をベースに「ACシュニッツァー」が最速記録を更新