2018.10.30 10:00(1/2ページ)

【関西レジェンド伝】池乃めだか(1)体は小さいけど、口は達者なガキ大将やった

【関西レジェンド伝】

池乃めだか(1)体は小さいけど、口は達者なガキ大将やった

特集:
関西レジェンド伝
両親を早くに亡くしたが、会社勤めを経て、お笑いの世界へ飛び込んだ

両親を早くに亡くしたが、会社勤めを経て、お笑いの世界へ飛び込んだ【拡大】

 関西にゆかりの芸能人が自らの歴史をひもとく「関西レジェンド伝」。今回は、大阪府守口市出身で吉本新喜劇の重鎮として活躍中の池乃めだか(75)が登場。若くして肉親と別れ、漫才コンビを経て、新喜劇の人気者になるまでの波乱の人生を語ります。

 父のことは顔も覚えていないんです。僕が3歳のときに亡くなったらしい。大工だったそうですわ。母はミシン踏んで手内職。13歳離れた兄も働きに出た。

 貧しかったけれど、外ではチャンバラごっこやら、探偵ごっこで遊んどった。今の子供は知らんやろうね。ビー玉で遊んだり、めんこはベッタンと呼んどった。僕はガキ大将やったんやで。体は小さいけど、口は達者やったからね。論理的に言い負かすんや。

 片岡千恵蔵さんや市川右太衛門さんが出てる東映の映画が好きだったから、チャンバラごっこをやるときは僕がストーリーを決めてた。僕自身は斬られ役が多かったかな。手ぬぐいで覆面しとって、それをはぎ取って、「あっ! おまえは!」なんてやってましたわ。

 ただ、家に帰ると、猫しか遊び相手がおらん。そのうち、兄が家を出てしまって、音信不通。それから母は酒の飲み過ぎもあって入院してしまった。僕は中学2年で一人暮らしになってしもうたんです。新聞配達のアルバイトして、生活保護を受けた。

 小学5、6年の担任だった先生が面倒をみてくれました。修学旅行のお金も出してくれた。伊勢に行きましたわ。中学に上がった後も、塾に行ったらどうやと、英語と数学の塾の月謝も出してくれた。定時制高校を受けろとも言っていただいたんですが、仕事しますと言って三洋電機に就職しました。

 最初はプレス工。その後は組み立て工。18歳のときに母が亡くなって、19歳のとき肺結核になって1年5カ月療養しました。中学を出てから8年ほど勤めましたけど、家族もいなくなって、なにか好きなことでもやりたいなとも思ってた。

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