2018.10.12 05:03

豊洲市場開場!初日はドタバタ…熱気でマグロ溶けちゃった

豊洲市場開場!初日はドタバタ…熱気でマグロ溶けちゃった

豊洲市場で行われた初競りではズラリとマグロが並んだ=11日午前、東京都江東区

豊洲市場で行われた初競りではズラリとマグロが並んだ=11日午前、東京都江東区【拡大】

 「日本の台所」と親しまれた築地市場(東京都中央区)の移転先、豊洲市場(江東区)が11日、開場した。未明から水産物や青果の取引が始まり、新市場は活気にあふれた。一方、場内では出火騒ぎなどが発生し周辺の道路が大渋滞するなど、トラブルが相次いだ。

★マグロ初競り

 11日午前0時、水産物や青果の取引が始まった。水産卸売場では同午前5時すぎ、卸売業者「大都魚類」の網野裕美社長が「豊洲は新しい設備がそろっている。新天地を何としても栄えさせたい」とあいさつした。

 午前5時半にベルの音が鳴ると、マグロの競りがスタート。威勢の良い声が飛び交った。最高額は214キロの青森県三厩(みんまや)産で、428万円(1キロ当たり2万円)だった。また、北海道・浜中産の生うにが1箱約20万円の「ご祝儀相場」で取引された。都によると、記録が残る中では最高額。

★溶けちゃった

 マグロの初競りが行われた競り場は、面積約4300平方メートル。通年で10・5度まで設定できるなど、場内温度を一定に管理できる。だが、初競りに参加した一部業者から「温度が高く、冷凍マグロが一部溶けていた」と指摘があった。関係者が確認したところ、場内の温度計は「14・5度」を指していたという。豊洲市場協会の伊藤裕康会長(82)は「(冷房の)ファンの使い方などで改善できる。原因を確かめて対処したい」と話した。

★渋滞発生

 豊洲市場は近くに新交通システム「ゆりかもめ」の駅しかないため、周辺の道路は業者らの車で混雑した。

 新市場に向かう晴海通りの勝閧(かちどき)橋(中央区)付近は、未明から大渋滞。埼玉県草加市から車で来た青果仲卸業者の波多静治さん(72)は「勝閧橋からは普段なら15分ほどの距離なのに、40分かかった」。八王子市で、すし店を営む男性(40)は、仲卸業者に注文していた魚が渋滞に伴う混乱で予定通りに準備されず、飲食店舗で時間をつぶした。

★出火事故

 午前2時55分ごろ、市場内で運搬車ターレから出火したと119番があった。東京消防庁などによると、現場は水産物の競りなどを行う7街区で、ターレ1台が燃えた。同庁は消防車や救急車など19台を出動させ、約30分後に火を消し止めた。けが人はおらず、同庁では原因を調査中。周囲は一時騒然となった。

 また午前4時半ごろ、市場内を歩いていた60代女性がターレと接触し、けがを負う事故があった。警視庁深川署によると、救急搬送されたが命に別条はない。

豊洲市場ガイド

 敷地面積は約40ヘクタールで、築地の約1・7倍。建物は天候に左右されない閉鎖型で、産地から店舗まで魚や野菜を低温管理して鮮度を保つ「コールドチェーン」機能を持つ。最寄り駅は新交通システム「ゆりかもめ」の「市場前駅」。競りなど一般客の見学は、見学者コースからガラス越しに見ることができる。一般客の見学は13日にスタート。初日は13日午前10時から。マグロの競り見学は来年1月15日に開始される。飲食店舗は一般客も利用可能。所在地は東京都江東区豊洲6丁目3-1。

  • 営業を開始した豊洲市場前で起きた渋滞=11日午前、東京都江東区(古厩正樹撮影)
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