2018.10.12 05:02

豊洲市場で初買い出しの日本料理店店主「環境に慣れるのが大変」

豊洲市場で初買い出しの日本料理店店主「環境に慣れるのが大変」

 「日本の台所」と親しまれた築地市場(東京都中央区)の移転先、豊洲市場(江東区)が11日、開場した。未明から水産物や青果の取引が始まり、新市場は活気にあふれた。一方、場内では出火騒ぎなどが発生し周辺の道路が大渋滞するなど、トラブルが相次いだ。仕入れのため初めて訪れた都内の日本料理店店主は、「まずは広い場内に慣れるので手いっぱい」とサンケイスポーツに感想を寄せた。

 プロの目から見た豊洲市場の評価は-。上質な旬の食材で、東京都内で人気の日本料理店「神楽坂ささ木」(新宿区)の店主、佐々木規雄さん(37)が11日、買い出しのため、初めて足を運んだ新市場の印象を明かした。

 「水産の仲卸売場は、かなりきれいになりましたね。通路も広くなった。築地は古かったから」

 そう評価した佐々木さんは、なじみの仲卸業者らと話を交わしたが「みんな勝手が分からず、環境に慣れるのが大変なようです」。水産仲卸売場では「場内の温度や湿度が高い」「店舗前の排水溝が詰まりやすい」などの指摘があったという。

 驚いたのは、築地の1・7倍で約40ヘクタールという新市場の広さ。これまでは毎日、自転車で築地に通い、仕入れも市場内の店舗を自転車で回った。だが「平場だった築地と違い、豊洲はビル。上の階には自転車で行けない」と苦笑いを浮かべた。

 さらに、水産仲卸売場棟と青果棟の間の移動は、徒歩なら10分以上かかる。「遠すぎて両方回るのは厳しいかな。仕入れに1時間半はかかる」。青果仲卸業者の中には「毎日買い出しに来ていた方が、週1回になるかも」との声があったという。売り手も買い手も試行錯誤が続きそうだ。

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