2018.10.12 11:07

アイドル自殺で遺族が提訴 パワハラ被害9000万円請求

アイドル自殺で遺族が提訴 パワハラ被害9000万円請求

「愛の葉Girls」で活動していた大本萌景さん

「愛の葉Girls」で活動していた大本萌景さん【拡大】

 愛媛県を拠点に活動する農業アイドル「愛の葉Girls」のメンバーだった大本萌景さん=当時(16)=が今年3月に自殺したのは、所属会社「Hプロジェクト」のパワハラや過酷な労働環境で精神的に追い詰められたことが原因として、遺族が12日、同社の代表取締役ら4人に計約9200万円の損害賠償を求め、松山地裁に提訴した。

 訴状などによると、愛の葉Girlsはアイドル活動のほか、農作業もして農業の魅力を発信。大本さんは2015年7月から同社に所属していた。昨年ごろから過重労働を強いられ、暴力的なメッセージをLINE(ライン)で送られるなど、パワハラを複数回受けた。大本さんは3月21日、出席予定だったイベントに現れず、自宅で首をつって死亡しているのが見つかった。

 提訴後、大本さんの母幸栄さん(42)は松山市内で記者会見し、「会社は(事実を)曲げずに、そのままのことを話してほしい」と語り、亡くなった当日の様子を説明しながら涙を拭った。代理人弁護士は「なぜ萌景さんが死を選んだのかが、今回の裁判で問われる」と述べた。 同社の代表取締役佐々木貴浩氏は取材に「彼女を守れなかったことに責任を感じている。遺族の主張は一部事実と異なる点がある」と話している。

  • 提訴後、記者会見する大本萌景さんの母幸栄さん(右)と弁護士=12日午前、松山市
  • 提訴後に記者会見する大本萌景さんの母幸栄さん=12日午前、松山市
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