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師匠、よろしくお願いします!前座の立川かしめが二つ目昇進を賭けた落語会に挑む/週末エンタメ

師匠、よろしくお願いします!前座の立川かしめが二つ目昇進を賭けた落語会に挑む/週末エンタメ

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週末エンタメ芸能記者コラム
10月26日に、二つ目昇進をかけた落語会に挑む立川かしめ

10月26日に、二つ目昇進をかけた落語会に挑む立川かしめ【拡大】

 落語の世界には、さまざまな生い立ちの噺家さんがいる。そんな折、立川流の前座として修行中の若手落語家が、おもしろい落語会を行うとの情報をキャッチした。

 10月26日、横浜にぎわい座での落語会に挑むのは、立川志らく(55)を師匠に持つ立川こしら(42)の一番弟子、立川かしめ(29)。タイトルは『立川かしめ前座総決算 二つ目イクアリテ』。立川流の特色のひとつで、ひと言で表すと、前座から二つ目への公開昇格テストを観客の前で行う。全員が受けるわけではなく、一門ごとに異なるが、志らく一門は必ず通る道。実に魅惑の香りがする。(※イクアリテとは、ニジェール・コンゴ語族の言語、イボ語で昇進という意味。こしら師匠がつけてくれたタイトルだそうだ)

 愛知・名古屋の明和高校を卒業後、早大に進学し、教育学部理学科地球科学専攻した。地学、堆積学など地球本体をつかさどる学問にひかれ、電波天文学を研究。那須高原で電波を利用して天体観測を行い、未知なる世界を体感して学生時代を謳歌(おうか)した。

 卒業後は、広告代理店のアサツーディ・ケイに4年間勤務。文具や玩具メーカーの営業担当として、数字をあげた。同時に、前々からテレビで見ていた落語の世界にも憧れを抱き、26歳で脱サラ。落語の世界の門をたたいたのだった。

 「落語家を目指すにしても、あまりに情報がなくてどうしたらいいかわからず、気付いたら思わぬ行動にでていました」。かしめが笑いながら振り返るのは初めて落語を聞きにいった東京・浅草演芸ホールでのこと。高座にあがった林家木久扇一門の林家木りんが同年齢だと知り、勝手に親近感を抱いたという。

 高座の後、物販で木久蔵ラーメンを売っていた木りんに忍び寄り「落語家になりたいんです。ラーメンを買うので、落語のことをいろいろ教えてください」と千円札と名刺を差し出した。毎日通い続け「同級生だと伝えると、すごく優しくしてくれました。恩人の1人です」と感謝する。

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  • 立川かしめ(左)の落語の世界への最初の接点になってくれた恩人の林家木りん(中央)。右は桂優々
  • 立川かしめの落語会のポスター。チケットは“完売御礼”だ。
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