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【科学特捜隊】自民党総裁選、重み増した「地方票」 新方式がドラマを生むのか

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自民党総裁選、重み増した「地方票」 新方式がドラマを生むのか

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2001年、小泉氏は地方票の87%を獲得し圧勝。議員票で不利とされた当初の予想を覆した

2001年、小泉氏は地方票の87%を獲得し圧勝。議員票で不利とされた当初の予想を覆した【拡大】

政治評論家・有馬晴海氏「安倍首相は3選後の憲法改正をにらみ、国会議員票と地方票計810票のうち8割を取り、石破氏を圧倒する勝利を目指している。一方の石破氏は地方票で4割を取り、存在感を示したい構えだ。ただ、選挙後の人事が絡む議員票ほどではないにせよ、地方票も実際は『組織票』だ。安倍首相が6年間現職にいる強みは大きい。石破氏は『安倍1強』への不安や批判などで党員以外の支持は多いが、得票は良くても全体の3割にとどまるのではないか」

★自民党総裁選の仕組み

 党所属国会議員20人の推薦を得た国会議員が立候補できる。今回は405人の国会議員票と、党員・党友による地方票405票の計810票で争われ、過半数を獲得すれば当選が決まる。地方票は従来300票に固定されていたが、2014年に所属国会議員と同数に変更した。配分も都道府県ごとの「持ち票」を得票に応じてドント式で割り振る方式から、全国で一括集計して割り振る方式に改定した。

★自民党の党員数

 1991年の546万5000人がピーク。当時は党員が多い団体の組織候補を、参院の比例代表名簿の上位に据えていたため、各団体が党員集めを競っていた。比例のシステムが変わると減少に転じ、2012年には73万人まで後退した。14年から国会議員に「党員1000人獲得」のノルマを課すなど党勢回復に注力、昨年は106万8560人まで戻した。今回、総裁選に投票できる党員の選挙人数は104万2647人。

  • 2012年の総裁選は決選投票に持ち込まれ、安倍首相が石破氏を破った。石破氏は地方票で上回りながら党総裁になれなかった唯一の事例に
  • 1978年の総裁選で、中曽根氏に支持を求める福田首相。笑顔で談笑も、結果は現職で初めて敗北を味わうことに
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