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【科学特捜隊】自民党総裁選、重み増した「地方票」 新方式がドラマを生むのか

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自民党総裁選、重み増した「地方票」 新方式がドラマを生むのか

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1978年の総裁選で、中曽根氏に支持を求める福田首相。笑顔で談笑も、結果は現職で初めて敗北を味わうことに

1978年の総裁選で、中曽根氏に支持を求める福田首相。笑顔で談笑も、結果は現職で初めて敗北を味わうことに【拡大】

 このように、地方票の得票数が明らかになっている過去12回の選挙戦で、地方票トップの候補は11勝1敗。まさに地方票を制した候補こそが、総裁選を制している。

 一方、この唯一の例外の当事者となったのが、奇遇にも安倍首相と石破氏だ。12年の総裁選の1次投票で、石破氏は地方票で165票を獲得しトップに。安倍首相(87票)に2倍近い大差をつけた。

 しかし、国会議員のみの決選投票は安倍首相108票、石破氏89票。石破氏は地方票で勝ちながら総裁になれなかった、唯一の候補となった。

 前回15年は安倍首相以外に候補者がおらず、無投票で決着。この間の規約変更で、地方票の重みはさらに増した。

 300票の固定から、議員票と同数(今回は405票)に増加。票数も、都道府県単位から全国一括で集計するように変更し、地域格差がなくなった。国会議員のみだった決選投票にも、都道府県票(47票)が加算される。

 12年の安倍-石破対決をこの新方式で算出すると、何と、安倍首相152票に対し、石破氏は253票。議員票で圧倒されたはずの石破氏が大逆転するのだ。

 そのため、安倍首相は地方票の掘り起こしに躍起となっている。今年に入って首相官邸や視察先で地方議員らとの面会を重ね、その数、実に100回を超える。石破氏も47都道府県別のメッセージ動画を制作するなど、地方重視をアピールしている。残り10日間を切った選挙戦に注目だ。

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  • 2012年の総裁選は決選投票に持ち込まれ、安倍首相が石破氏を破った。石破氏は地方票で上回りながら党総裁になれなかった唯一の事例に
  • 2001年、小泉氏は地方票の87%を獲得し圧勝。議員票で不利とされた当初の予想を覆した
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