2018.9.2 12:32

X JAPANの未来を決める幕張公演/芸能ショナイ業務話

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X JAPANの未来を決める幕張公演

X JAPANの未来を決める幕張公演【拡大】

 ロックバンド、X JAPANが9月28~30日に千葉・幕張メッセで計10万人を動員する大規模ライブを開く。国内での単独公演は4月の東京・青海のZeppダイバーシティ東京以来だが、数万人規模の大規模ライブを開くのは計13万人を動員した2010年8月の横浜・日産スタジアム2日間公演以来、実に8年ぶりになる。

 「X JAPAN Live 日本公演2018~紅に染まった夜~Makuhari Messe 3Days」と銘打たれた公演は異例の約1カ月前に発表された。

 リーダーのYOSHIKIは、8月19日にニコニコ生放送の冠番組「YOSHIKI CHANNEL」で発表した際、「この瞬間まで、今朝方まで心の中でいろんな葛藤があったんですけど、もう一度前に進んでみようと思う。それがどのような未来に繋がるのか、このコンサートで決めようと思う」とギリギリまで試行錯誤しての決断だったことを明かした。

 悩んだ理由の一つとして自身の体調面をあげた。昨年5月に頸椎人工椎間板置換手術後の体調が万全でなく医師から休養を勧められている上、心臓に疾患を抱えており、「心臓の状態が悪く、石灰ができていて実は現在治療を受けている」と告白。それでも「立ち止まるのもいいけれど、突き進んでみようということになった。ぶちかますつもり」と前を向いた。

 今回のライブはX JAPANにとって大きな岐路だ。YOSHIKIは「今までの首の手術やいろいろな苦しみ…、重大発表は色んな方向に行けたと思うんだけど、みんなの意見もあって前向きな発表になった」などと説明しており、体調面だけの葛藤ではなかったと思われる。

 1982年の結成から世界への挑戦、ボーカルのToshlの洗脳騒動と脱退、97年に絶頂期の解散、ギターのHIDEとベースのTAIJIの死、2007年の復活など数奇で壮絶な歴史を持つ同バンドが、なぜ絶望のふちから幾度もはい上がってこられたのか。それはどんなことがあっても諦めず支えてくれたファンがいたからだ。

 YOSHIKIも「20年前にX JAPANが解散となったときに海外向かっていたけれど結局、波にのまれて空中分解した。もう一度海外に向かう意味やバンドをやっている意味、何で僕らはここでやっているのか。X JAPANが解散して何で再結成したのか。ファンのみんながずっと支えてくれたから、ここに来られたわけです」と自負している。

 だからこそ今回、バンドの行く末を絶大な信頼を寄せる“第8のメンバー”、ファンに委ねた。

 YOSHIKIは「歓声を浴びて僕らの気持ちをファンに受け取ってもらって、何処にXが向かっていくのか、ファンのみんなと考えてみようと。やるからにはみんなと一緒に紅に染まれれば」と意気込んでいる。

 メンバーの気持ちをファンも受け取っているようで、早くもチケット争奪戦が繰り広げられている。もともとX JAPANのライブチケットは入手困難で知られているが、ファンクラブ1次先行に応募が殺到。急きょ、今月1、2日に2次受付がもうけられるなどプラチナ化は必至だ。

 幕張3日間連続公演はX JAPANの新たな歴史を作る重要なイベントとなるだけに一見の価値ありだ。メンバーがファンとともにどんな前向きな未来を描くのか、注目したい。(ちゅん)

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