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「ちびまる子」作者・さくらももこさん死す 15日に乳がんで…闘病明かさず

「ちびまる子」作者・さくらももこさん死す 15日に乳がんで…闘病明かさず

さくらさんの少女時代を投影したキャラクター、まる子。日本の子供たちは「ちびまる子ちゃん」を見て育った(C)さくらプロダクション/日本アニメーション

さくらさんの少女時代を投影したキャラクター、まる子。日本の子供たちは「ちびまる子ちゃん」を見て育った(C)さくらプロダクション/日本アニメーション【拡大】

 フジテレビ系アニメ「ちびまる子ちゃん」(日曜後6・0)の原作者で漫画家、さくらももこさんが15日午後8時29分、乳がんのため死去していたことが27日、分かった。53歳だった。葬儀・告別式は近親者で営まれた。作詞家やエッセイストとしても活躍し、手掛けた「ちびまる子ちゃん」の主題歌「おどるポンポコリン」は大ヒット。闘病生活を送っていたことは身近な人にしか知らされておらず、突然の若すぎる訃報に悲しみの声が広がっている。アニメのテレビ放送は今後も続けられる。

 小学生の女の子の日常をほのぼのと描いた「ちびまる子ちゃん」に自身の子供時代を投影し、国民的共感を呼んださくらさんが急死した。

 所属事務所が27日夜、公式HPで発表。闘病していたことは一部の関係者しか知らず、突然の訃報だった。

 アニメのまる子ちゃんの声を担当する声優、TARAKO(57)はこの日、文書で「病気だったこととか本当に何も知らなくて…」と悲痛な思いを吐露。しばらく会っていなかったと明かし、「私の中のももこ先生は、ずっと小さくて可愛くてまあるい笑顔のままです。今はただ先生の分身でもある小学三年生の子(まる子)に、嘘のない命を吹き込み続けることしかできないです」と決意を新たにした。

 さくらさんは静岡県清水市(現・静岡市清水区)出身。1984年に漫画家としてデビューした。86年に上京し、雑誌「りぼん」で連載された「ちびまる子ちゃん」は代表作に。生み出したまる子は小学3年生で、静岡県で両親、姉、祖父母と暮らし、性格はのんきで横着者。その姿は、さくらさんが小学生のころ「休み時間や放課後に、友達と遊ぶのが大好きだった」という自分そのものだった。

 話は一貫して1970年代(昭和40年代後半)が中心。まる子を中心に、お茶の間で家族が交わす何気ない会話や個性的な友達との日常を生き生きと描き、楽しさの中に友達、家族の繋がりを表現。子供らしからぬ冷めたキャラクターも親しまれた。時代の流れに関係なく誰もが経験してきた子供心が描かれ、それが共感を呼んだ。

 さくらさんは生前、まる子ちゃんについて「経験に基づいた自分自身です」と話していた。そこから醸し出すリアリティー。故西城秀樹さんや山口百恵さんら一時代を築いたスターを主人公の憧れの存在として登場させるなど、作品の随所に少女時代を過ごした時代へのノスタルジーをしのばせた。

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  • さくらももこさんのオフィシャルブログに掲載された死去のお知らせ(提供写真)
  • さくらももこさんの歩み
  • 「ちびまる子ちゃん」の主な登場人物
  • さくらももこさんの主な作品
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