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4度も逮捕で構造熟知?富田林署の逃走事件、容疑者は裏口から逃走か

4度も逮捕で構造熟知?富田林署の逃走事件、容疑者は裏口から逃走か

富田林署(左奥)の南側の塀付近ではブルーシートが張られ、鑑識が行われた=14日午後、大阪府富田林市(撮影・永田直也)

富田林署(左奥)の南側の塀付近ではブルーシートが張られ、鑑識が行われた=14日午後、大阪府富田林市(撮影・永田直也)【拡大】

 大阪府警富田林署から勾留中の無職、樋田淳也容疑者(30)が逃走した事件で、樋田容疑者が護送用の裏口から逃走したとみられることが14日、捜査関係者への取材で分かった。検察庁に護送される際などに何度も裏口を通っていることから、署の構造を把握したとみられる。また接見室のアクリル板などが監査の点検項目に含まれていなかったことも新たに判明した。

 捜査関係者によると、樋田容疑者のものとみられるサンダルが脱ぎ捨てられていた駐車場の位置などから、検察庁などへの護送の際に使う建物東側の裏口を出て、敷地南側コンクリート塀(高さ2~3メートル)を乗り越えた可能性がある。

 塀には樋田容疑者のものとみられる複数の靴跡が付いていた。敷地にあった洗車用の脚立からは13日までの捜査で指紋が検出されず、塀を登った方法を調べている。

 樋田容疑者は5月に盗品等保管容疑で逮捕されてから、6月に強制性交などの疑い、7月に強盗致傷容疑、8月には強制性交未遂の疑いで計4回逮捕。約2カ月半、富田林署に勾留されている。

 容疑者は逮捕、送検されると検察庁での取り調べのため、勾留施設から護送車で運ばれる。樋田容疑者は何度も逮捕されているので護送の回数も増える。護送の際は目隠しなどはなく、建物の構造を把握することが可能だ。捜査関係者は「重い刑罰を科せられるのが分かっているので、逃げるために計画的に署の構造を覚えた可能性はある」と指摘する。

 その逃走を“手助け”したのは警察のずさんな態勢だった。府警によると、毎年1回、府内全65署の留置場を監査。同署は7月3日に実施し、容疑者の所持品の保管状況などを調べた上で問題ないとされた。しかし接見室のアクリル板や扉のブザー装置は、点検項目に含まれていなかった。

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