2018.7.25 10:00

エアコン壊れ図書館通いで素敵な出会い

エアコン壊れ図書館通いで素敵な出会い

特集:
女子社員コラム 言わせて系

 【女子社員コラム 言わせて系】まだ7月にもかかわらず、猛烈な暑さが続いている。暑さにめっぽう弱いわが家では、この季節はエアコンが必須だ。仕事を終え会社から汗だくで帰り、リモコンをピッと押す瞬間の幸せといったらない。

 そんな快適な生活が続いていたある日、帰宅するとモワッとした空気が家中に立ち込めた。リモコンを何度押しても、温度が下がらない。「うーん」とうなりながら、2時間近く蒸し風呂のような部屋で試行錯誤するも効果はなく、気づいたときには室内の温度が31度に上昇。修理を依頼しようにも深夜では当然、電話はつながらない。

 翌日、すぐに電話をすると、修理に1週間ほどかかることが判明した。「なんでこの時期に」と嘆きながら、睡眠時以外はどこか冷房が効いた場所で過ごすことに決め、ほとんどの時間を自宅近くの図書館でお世話になることになった。

 平日の昼間は特定の人物が決まった場所に座っている。数日通うと、いつも斜め前に座るおばあさんが、「おはよう」と話しかけてくれるようになった。エアコンが壊れたときは泣きそうだったが、本は読み放題だし、温かい触れあいもある。なかなか有意義な時間だなぁと、ほっこりした気分で図書館での冷房生活を満喫した。

 1週間後、エアコンも無事直り、本を返しがてら、おばあさんにあいさつすると「あなた、偉いね。学生なのに毎日」とニッコリ。もしかして大学生くらいに思ってくれたのかとうれしくなり、「会社員ですよ」と笑顔で返すと、「えっ! 中学生やと思ってたわぁ」と驚かれた。

 大学生と勘違いされるのはうれしいのに、中学生だと寂しいのはなぜだろう。「あはは」と笑いながら、なんだか切ない気持ちで、メイクとファッションの棚から本を借りて帰りました。(服部裕実)

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