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サンスポ元記者・本城雅人氏、直木賞なるか!産経新聞社OB・司馬遼太郎氏に続け

サンスポ元記者・本城雅人氏、直木賞なるか!産経新聞社OB・司馬遼太郎氏に続け

第159回直木賞の候補作

第159回直木賞の候補作【拡大】

 かつて20年間在籍した東京・大手町のサンスポ編集局。作家となり、再び懐かしい場所に足を踏み入れた本城氏は「こんな形で会社に来るとは思わなかった」と照れた。

 2009年の小説家デビューから9年、「傍流の記者」で初めて直木賞にノミネートされた。

 「新聞社の小説は4冊目ですが、ずっと同じジャンルを続けてもいいのか考えた時期もあったので、得意分野で認められたってことは、自分は間違ってはいなかった、とホッとしました」と安堵の表情を浮かべた。

 同作は、全国紙の社会部でしのぎを削った同期6人が40代を迎え、組織や家族の中で葛藤を抱えながら、出世というデッドヒートを展開する連作短編集。嫉妬や闘争心をぶつけ合いつつ、絆も意識する新聞記者の心情や生々しい取材現場、上司と部下の“壁”。サンケイスポーツの野球担当として巨人キャップやデスクを歴任した本城氏はリアルな描写について「実体験も書いているし、1話ずつ全力投球でやった」と生身の作品を自負している。

 毎朝7~8時に起床し、原稿用紙10枚を必ず執筆する地道な日々だが、「記者時代、20年毎日記事を書いていた習性は作家に生きています。電車でも駅のベンチでも書いてしまう。これも記者時代と同じだけど、いいアイデアって風呂とか車の運転中だったり、メモを取れないときに不意打ちに浮かぶ」と笑う。

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  • 直木賞候補の本城雅人氏。同賞発表の2日後となる20日に新作を出版し、精力的に執筆している=東京・大手町(撮影・蔵賢斗)
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