2018.7.17 12:00

ハードロック界を変えたモンスターアルバム、デフ・レパードの「ヒステリア」/週末エンタメ

ハードロック界を変えたモンスターアルバム、デフ・レパードの「ヒステリア」/週末エンタメ

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週末エンタメ芸能記者コラム

 英ハードロックバンド、デフ・レパードが10月に10回目の来日公演を行うことが発表された。今回は1987年に発売された歴史的名盤「ヒステリア」の全曲完全再現をメインに構成されるという。

 同作は全米で1200万枚、全世界で2500万枚を売り上げた4枚目の作品。83年に発売された前作「炎のターゲット」は同年だけで600万枚(最終的には約1000万枚)を売り上げる大ヒットとなり、80年代のハードロックブームの火付け役となった。そのプレッシャー受けて作られたのが「ヒステリア」だ。

 彼らは84年にレコーディングを開始したが、思ったような楽曲を作りあげることができず、プロデューサーを数回にわたり交代。さらに同年12月にはドラマーのリック・アレン(54)が英シェフィールド郊外で交通事故を起こし、左腕を切断するという悲劇に襲われた。他のメンバーは彼の脱退を考えることはなく復帰を待ち、リックは右腕と両足だけで演奏できるドラムを使用することで復活。バンドはメンバーを変えることなく継続された。

 3年間という当時では異例の時間をかけて制作された「ヒステリア」は、当時の最新テクノロジーを駆使したものとなり、完成度の高い全12曲が収められた。

 同作からは7曲がシングルカットされた。バンドは第2弾シングルとなった「アニマル」のヒットで勢いを加速させ、第4弾「シュガー・オン・ミー」は全米2位、続く「ラヴ・バイツ」で全米1位を獲得する。固定ファンが多いといわれるハードロックだが、彼らの成功はジャンルを超えたリスナーから支持を得た証であり、ロック界を変えた1枚となった。

 来日公演は10月24日に東京・日本武道館、26日に大阪・Zepp Namba、29日に名古屋・Zepp Nagoyaで行われる。彼らの歴史を振り返ることができる貴重な機会となりそうだ。(宮田 剛)

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