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【大河のころ 中井貴一(3)】鎧着て馬に乗り合戦シーンの連続「死ぬんじゃないかと」

【大河のころ 中井貴一(3)】

鎧着て馬に乗り合戦シーンの連続「死ぬんじゃないかと」

特集:
大河のころ
山梨県民にとって大きな存在の武田信玄を熱演した中井=1987年11月撮影

山梨県民にとって大きな存在の武田信玄を熱演した中井=1987年11月撮影【拡大】

 「武田信玄」の前にも時代劇に出演していましたが、大河ドラマでいろいろな苦労がありました。

 戦国時代ですから、合戦のシーンが多い。馬に乗る撮影も多かった。僕は当主の信玄役ですから軍の先頭に立つ。鞍(くら)が画面に映るので、僕だけ昔ながらの木製の和鞍だったんです。ウエスタン鞍は革でできているので腰が滑るけれど、僕のは木で全然滑らない。それにずっと乗っているので、お尻が尋常じゃないくらい痛かった。

 車に乗るのもしんどかった。鎧(よろい)も着ているので、体はガチガチ。ロケが終わるとベッドに倒れ込んでいました。でも、お尻が痛いから、仰向けではなく、右か左を向いてね。最初の1カ月は、本当に死ぬんじゃないかと思いましたよ。

 それに、痛いのはお尻だけじゃなかった。馬に乗ると、内ももに鞍が当たって皮がむける。すりきれるんじゃなくて、べろんと生皮をはいだ状態。ロケのたびにむけて、固くなっての繰り返し。だから1年間、内ももの皮がなかった。

 山梨・小淵沢町(現・北杜市)のロケでは、こんなことがあった。合戦シーンの撮影中にトイレに行きたくなって。当時は仮設トイレがあまりなくて、草むらで済ませようと思ったんです。

 鎧姿だったんですが、この衣装を着るために帯やひもを50本くらい結んだりするので、用を足すためにそれを取ってくださいというのは申し訳ない。だから、信玄の格好のまましようと思った。

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