2018.7.14 05:01

オウム井上元死刑囚、刑執行前「こんなことになるとは」

オウム井上元死刑囚、刑執行前「こんなことになるとは」

井上元死刑囚が支援者に送った手紙

井上元死刑囚が支援者に送った手紙【拡大】

 オウム真理教元幹部の井上嘉浩元死刑囚=執行時(48)=が6日の刑執行前、「こんなことになるとは思っていなかった」と話していたことが13日、分かった。申し立てたばかりの再審に最後まで期待をつないでいたが、執行に取り乱すことはなかったという。

 関係者によると、執行は午前8時ごろ。その直前、大阪拘置所の刑務官から両親に伝えることはあるかと問われ、井上元死刑囚は「お父さん、お母さん、ありがとうございました。心配しないで」と語った。

 「こんなことになるとは思っていなかった」と話し、最後の言葉は「まずはよし」だった。両親には拘置所から「厳粛な面持ちで執行を受けた」と伝えられたという。

 井上元死刑囚は、地下鉄サリン事件などに関与。一審判決は無期懲役だったが、二審で死刑になり、確定。東京から大阪拘置所に移送された今年3月14日、東京高裁に再審を請求。目黒公証役場事務長の仮谷清志さん=当時(68)=が拉致、監禁され死亡した事件について死亡に直接関わっていないとし、一審判決が妥当だと訴えた。

 支援者に届いた手紙には、こう締めくくられていた。「生きて罪を償うことができますようにこれからもどうかよろしくお願いします」。手紙が記されたのは執行3日前、上川陽子法相が執行を命じた7月3日だった。

  • 井上嘉浩元死刑囚
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