2018.7.14 11:00

『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』が描く性差問題に一石を投じたテニス男女対決

『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』が描く性差問題に一石を投じたテニス男女対決

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ヴァレリー・ファリス監督(左)とジョナサン・デイトン監督

ヴァレリー・ファリス監督(左)とジョナサン・デイトン監督【拡大】

 1970年代に“女性対男性”による性差を超えたテニスの試合が実際に行われた。女子テニスの世界チャンピオン、ビリー・ジーン・キング29歳と、元男子チャンピオンのボビー・リッグス55歳の戦いを映画化したのは『リトル・ミス・サンシャイン』のヴァレリー・ファリス&ジョナサン・デイトン監督。

 「作品の話が来たとき、ちょうど大統領選が始まっていて、初の女性大統領を目指すヒラリー・クリントンが男性候補と戦う状況と同様に、時代を反映するものとして大きな注目を集めるだろうと思ったんです」とヴァレリー。ジョナサンも「まさかのトランプ政権後の公開になってしまいましたが(笑)」

 ビリー・ジーンを演じるのは『ラ・ラ・ランド』のエマ・ストーン。ボビーを演じるのは個性派俳優スティーブ・カレル。スティーブ演じるボビーの、女性に対するセリフの数々は現代だったら大ヒンシュク間違いなし。「本当にそうですよね(笑)。でも我々は彼を単なる悪役として描くつもりはなく、スティーブもボビーを内面から演じてくれました。おかげで単なる女性対男性の映画ではなく、いろいろな立場の人がいろいろな目線で考えることができる映画になったと思います」とジョナサン。

 実はプライベートでは夫婦でもある2人。「ウチは些細な対立は日常茶飯事だけど、すぐに解決できるわ」とヴァレリーが言えばジョナサンも「僕らの場合はバトルではなく議論だからね(笑)」、「日本では街を歩いていてもみんな優しくて他者への気遣いを感じる。今アメリカはすごくみんなピリピリしてるの」とヴァレリー。「大統領が率先して日々SNSで意地悪なことをつぶやいてるからね。影響されて批判ばかりする人が増えているんだ」とジョナサン。批判と対立にとどまっていては何も解決しない。「世の中をよくする責任は男女両方に等しくあるんだしね」

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