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【大河のころ 中井貴一(1)】「化けるのが仕事」 初大河27歳のしゅっとした信玄誕生

【大河のころ 中井貴一(1)】

「化けるのが仕事」 初大河27歳のしゅっとした信玄誕生

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大河のころ
62年11月に撮影された35歳当時の中井の父、佐田啓二さん。翌63年に「花の生涯」に出演した

62年11月に撮影された35歳当時の中井の父、佐田啓二さん。翌63年に「花の生涯」に出演した【拡大】

 大河初出演でいきなり主役の武田信玄を演じたのは、僕が27歳になる年。大河の主役としては当時、史上3番目の若さだったそうです。24歳で主演した「源義経」の尾上菊五郎(当時は菊之助)さん(75)、25歳だった「竜馬がゆく」の北大路欣也さん(75)の次です。

 実は、最初にオファーをいただいたときは、信玄の宿敵、上杉謙信役だったんです。前の年がすごい視聴率を取った「独眼竜政宗」(主演・渡辺謙)。NHKに行ったら「初めての大河で、『政宗』の次の主役の責任を負うことはない。2番手の謙信役をやってもらっていずれ主役を。清潔感があってしゅっとしている中井さんは、謙信のイメージにぴったり」と説明されました。

 ところが、次の日に電話が来て「武田信玄をやってもらいたい」と。話が違うよ! なんで急に変わったのか、僕にも全然分からなかった。

 少し時間をもらって、学生時代の友達とか、業界と関係ない人たちに「信玄やれそうかな」と聞いてみたら、「柄が違う」「信玄はもっとでっぷりしている」といわれて…。僕はあまのじゃく。だから、「やります」と返事したんです。

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  • 勇猛で風格のある武田信玄を演じた中井。信玄の力強い生き様を体現した=1987年11月撮影
  • 世間のイメージはでっぷり…
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