2018.5.8 10:00

奥深い「顔はめ看板」撮影の極意

奥深い「顔はめ看板」撮影の極意

特集:
女子社員コラム 言わせて系

 【女子社員コラム 言わせて系】観光地などに記念撮影のために設置されている「顔はめ看板」をご存じだろうか。キャラクターなどが描かれた板の部分がくり抜かれており、その穴から顔を出して撮影するためのものである。いつの頃からか、私は顔はめ看板を見かけると、写真を撮らずにはいられない習性が身についてしまった。

 顔はめ看板を見かけると、それがいい顔はめか悪い顔はめかを判別するのだが、いい顔はめは穴の大きさが絶妙で、顔の中央部分がぴったり収まるようカッティングされている。一方、悪い顔はめは穴が大きすぎる傾向があり、全くキャラクターと一体化できない。

 撮影される際、気をつけなければならない点がある。いまだ恥じらいを捨て切れないうら若き乙女たちは、恥ずかしそうに顔を作っているが、私のような酸いも甘いもかみ分けた“顔ハメニスト”は、前髪が1本たりとも写り込むことを許さない。そして表面に描かれたキャラクターの顔の角度をよく観察してから、自然な角度で写り込むのである。

 撮影する側も気をつけなければならないことがある。看板にはキャラクターに加え、背景も描かれていることが多いが、カメラの画角ギリギリで背景を入れ込むことがポイントとなる。現実の背景が写ると興ざめしてしまうからだ。すべては顔はめ看板の世界観を壊さないためである。

 立派な顔ハメニストになるためには、これらを心得た2人1組で行動する必要がある。たまに顔はめ穴が2つ開いている看板に行き当たり、渋々通行人に撮影してもらうことがあるが、写真の出来栄えに満足できることはほぼ皆無だ。顔はめ看板は非常に奥が深い代物なのである。もしこの気持ちが理解できる方がいれば、ぜひ一緒に活動してもらいたい。(東山智子)

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