2018.4.7 14:41

囲碁電王戦、AIが棋士に勝ち越す 趙名誉名人「Zenは違うところを見ている」

囲碁電王戦、AIが棋士に勝ち越す 趙名誉名人「Zenは違うところを見ている」

囲碁ソフト「DeepZenGo」に敗れた趙治勲名誉名人=7日午後、東京都千代田区の日本棋院

囲碁ソフト「DeepZenGo」に敗れた趙治勲名誉名人=7日午後、東京都千代田区の日本棋院【拡大】

 日本、中国、韓国の囲碁棋士と人工知能(AI)が対戦する「囲碁電王戦FINAL」は7日、東京都千代田区の日本棋院で3番勝負の第3局が打たれ、「DeepZenGo」(以下Zen)が趙治勲名誉名人(61)を破り、2勝1敗と勝ち越した。

 Zenは2016年3月発足のプロジェクトで開発された日本製AI。プロジェクトには囲碁ソフト開発者や東大などが参加した。17年3月には日本の第一人者、井山裕太碁聖と対戦して勝利。今春、プロジェクトが終了し、Zenは2年間の集大成として同戦に出場していた。

 第1局は先月24日に行われ、Zenは中国のミ・イク廷九段に敗れ、黒星スタート。1日の第2局では「世界2強」の一角、朴廷桓九段に勝ち、1勝1敗とした。

 趙名誉名人とZenは16年11月に3番勝負を行い、趙名誉名人の2勝1敗だった。棋士とAIの対戦では17年5月、米グーグル傘下の企業が開発した「アルファ碁」が世界トップ級の中国棋士に3連勝し、大きな注目を集めた。

趙治勲名誉名人の話「早々につぶれてしまった。Zenは違うところを見ている。今まで人間が積み重ねてきた碁と全然違う。(そういう碁を体験するのは)めちゃくちゃうれしい」

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