2018.2.22 12:00

日本一のピン芸人を目指す“盲目”の漫談家、濱田祐太郎の活躍に注目!/週末エンタメ

日本一のピン芸人を目指す“盲目”の漫談家、濱田祐太郎の活躍に注目!/週末エンタメ

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週末エンタメ芸能記者コラム
ピン芸人日本一決定戦「R-1ぐらんぷり2018」決勝進出者の会見に出席した濱田祐太郎=2月12日

ピン芸人日本一決定戦「R-1ぐらんぷり2018」決勝進出者の会見に出席した濱田祐太郎=2月12日【拡大】

 “盲目”の漫談家、濱田祐太郎(28)が注目を集めている。生まれつき左目は見えず、右目は明暗のみ判別できる程度の彼は、3月6日に行われるピン芸人日本一決定戦「R-1ぐらんぷり」の決勝に進出し、一気に知名度を上げた。

 主なネタはバリアフリー漫談。自虐を交え笑いを取る。「28年、目の見えない生活をしているのを知っているのに、母親が俺と話しているときに大事なポイントでジェスチャーをしてきた」「生活で困ることは自動販売機。見えないから、神頼みしかない。こないだは冷たいコーヒーを飲みたかったけど、温かいのが出てきて。飲んだらおしるこだった…」

 明るい口調で自身の体験を元にした“あるある”を話すスタイルは、聞き手に嫌悪感を抱かせない。ネット上では、キリッとした容姿もイケメンだと話題になっている。

 神戸市出身の濱田は、小学校のころから、お笑いに夢中だった。当時はお笑いコンビ、ハリガネロックやビッキーズ(ともに現在は解散)がお気に入り。中学に入学すると「外で走ったりすることは難しい。将来は舞台で人を笑わせたい」と本気で思った。その後、盲学校に通いマッサージ師と、お灸の資格をとり、2012年に吉本総合芸能学院(NSC)大阪校に入学した。

 当時を振り返り、「吉本には目が見えない芸人はいないし、サポートは難しいと言われた」と明かした上で、「見えないからお客さんの声しか分からない。笑いがないと不安になるけれど、お客さんがいないと思ってやる」。プラス思考で努力した。12年のR-1は初出場で準決勝まで進出。昨年は「NHK新人お笑い大賞」で賞レース初の決勝進出を果たした。

 着実にステップアップし来月、自身初となるR-1決勝の舞台に臨む。「R-1決勝は自分にとって一番近い目標だった」と濱田。決勝常連のゆりやんレトリィバァ(27)や、芸能事務所に所属しない現役OL芸人、カニササレアヤコ(24)ら12人と、優勝賞金500万円を争う。

 「お笑いしかなかった。とにかく芸人になりたかった。お笑い芸人としてしっかり生活していくことが目標です!」。

 そう熱っぽく語る濱田の日本一をかけた戦いは、3月6日午後7時からフジテレビ系で生中継される。どんなネタを見せてくれるか、注目したい。(村上純平)

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