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【50歳オッサン記者 新人猟師日記(8)】シーズンラストの猟果 ベテランHさんがいきなり鹿2頭ハントも…

【50歳オッサン記者 新人猟師日記(8)】

シーズンラストの猟果 ベテランHさんがいきなり鹿2頭ハントも…

特集:
新人猟師日記
仕留めた鹿をみんなで山から搬出。記者はこの日、獣の姿を見ることなく最初のシーズンを終えた

仕留めた鹿をみんなで山から搬出。記者はこの日、獣の姿を見ることなく最初のシーズンを終えた【拡大】

 朝から気持ちがはやっていた。2018年1月28日。これが、今季最後の猟だったからだ。猟期は2月15日までだが、2月1日からのプロ野球春季キャンプは“球界の正月”。サラリーマンの野球記者である以上、行かないわけにはいかない。昨年11月15日の猟解禁以降、いくつか制約もあったが出猟すること7度。猪も鹿も逃している。何とか1頭でも仕留めたいという欲求だけが支配していた。

 この日の集合場所は、初めて挑む場所。われわれのグループは今季、猪を2頭しか仕留めていない。リーダーのI社長が目星をつけていた場所だ。ところが、犬の反応が悪い。結局、移動していたらしく、場所をいつもの山に移した。

 すると尊敬するベテランHさんがいきなり、鹿2頭をハント。なおも、2頭。1人で4頭を仕留めてこの日は終了した。残念ながら、記者は獣の姿さえ見ることなく、最後の日は終わりを迎えた。

 「こういうものには、ツキのある人がいるんだよ。次のシーズンはきっと獲れるよ。獲物の前で獲れたつもりで写真撮ろうか?」とKさん。

 「いや自分で獲れたときにお願いします。次のシーズンは頑張ります」

 新聞記者として、虚報はできない。12月に撃ち損じ、かすり傷を負ったまま逃げた100キロ超とみられる、大きな猪が頭に浮かぶ。

 「白鯨」か「老人の海」の気持ちというと、ちょっと格好付けすぎか…。そんなとき、無線にSさんの声が飛び込んできた。

 「みんなどこにいるんだ。うちの犬が殺されちまうよ」

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  • 猟師にとって犬は大事で、欠かすことのできないパートナーだ
  • 普通に生活しているかぎり、上り下りするような場所ではない山肌も猟の場所となる
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