2018.1.3 12:00

中井貴一と佐々木蔵之介が届ける新年の“初笑い”/週末エンタメ

中井貴一と佐々木蔵之介が届ける新年の“初笑い”/週末エンタメ

特集:
週末エンタメ芸能記者コラム
映画「嘘八百」に出演する中井貴一(左)、佐々木蔵之介(C)2018「嘘八百」製作委員会

映画「嘘八百」に出演する中井貴一(左)、佐々木蔵之介(C)2018「嘘八百」製作委員会【拡大】

 茶人、千利休の「幻の茶器」の真がんをめぐり、古物商らのだまし合いをコミカルに描いた「嘘八百」(武正晴監督)が5日に公開される。

 利休を生んだ大阪・堺を舞台に、中井貴一(56)演じるうだつのあがらない古物商・小池則夫と、佐々木蔵之介(49)扮する落ちぶれた陶芸家・野田佐輔が手を組み、人生大逆転に挑む物語。

 お宝をめぐる目利きたちの駆け引きに加え、二人が仕掛けるお金目当てではない大勝負が最大の見どころ。古美術商(芦屋小雁)、大御所鑑定士(近藤正臣)とプライドを賭けた大勝負を展開するが、武監督はそこでの中井と佐々木の演技合戦に、作品の面白さすべてを任せたという。

 さらに物語を盛り上げるのが、佐輔(佐々木)の仲間たち。佐輔の妻・康子役の友近(44)をはじめ、坂田利夫(76)、木下ほうか(53)ら関西出身の個性派キャストが独特な味わいで楽しませる。

 “チーム佐輔”の空気感は若さと勢いでたたみかけるというより、熟練の業で笑いに包んでいく。なかでも坂田の存在は絶妙なスパイスを与えている。

 昨年12月に行われた舞台あいさつの席で、中井が明かしたエピソードがそれを言い得ている。坂田をアップで撮影中、せりふを言うタイミングを助監督が坂田の太ももをたたいて合図したという。だが、いざたたくと「僕やね?」と確認してしまいNGに。

 中井は「人間というのは笑かそうとしたらダメだということを知った。師匠の存在がおかしい。師匠が現場にいるだけで和むんです」としみじみ。笑う門には福来たる。人生を仕切り直す男たちの心意気が、2018年の始まりを後押ししてくれそうだ。(土門薫)

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