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【関西レジェンド伝】キダ・タロー(2)高校2年のとき藤岡琢也とタンゴバンド

【関西レジェンド伝】

キダ・タロー(2)高校2年のとき藤岡琢也とタンゴバンド

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関学大を中退してピアニストに。作曲家人生が始まった

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 そこでバンドマスターが「キダやん、これ作ってみぃひんか」って。何周年記念かでお客さんから歌詞を募集して「パラマウントの歌」を作り、歌のうまい店員さんに歌わすんや、と。それが(姉妹漫才トリオの)「かしまし娘」の長女、正司歌江さん。小柄な、あんまりべっぴんでない人やったんですけど(笑)。

 当時の話で言いますとね、「アホの坂田のテーマ」(72年)て、ありましたでしょ。みなさんご存じのところはイントロ。その“もと”は、私が大阪に来て2つ目の仕事場にした旧歌舞伎座の7階にあった進駐軍専用キャバレーでした。

 お客さんはみんな米兵。白人が多いけど、メキシカンも多かったん。ピアノってだいたい、いちばん端におりますやん。お客さんの近いとこ。そこにメキシカンが寄ってきて「ユー・ノウ? ♪ダダン・ダダン・ダダンダダンダダン」って入れ代わり立ち代わりに言うんですよ。メキシコの民謡を演奏してくれというわけです。やったげたら、喜んで喜んで、うわ~ってなった。これ、メキシカンハットダンスというて、世界3大民謡の1つなんです。

 坂田利夫さんて、テレビで2、3回しか見てへんかったけど、「アホと呼んで」って斬新な笑いのとり方に感動してた。そのテーマソングを書く。ものすごい喜んで、「アホ、アホ、アホ、アホ」と繰り返してたら♪ダダン・ダダン・ダダンダダンダダンって、どうしてもメキシカンハットダンスのメロディーになる。あまり似すぎてるから“メキシカンハットダンスからいただきましたよ”と入れました。

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