2017.2.14 21:50

金正男氏、密入国でディズニーランド訪れようとして強制退去の過去も

金正男氏、密入国でディズニーランド訪れようとして強制退去の過去も

2001年5月4日、強制退去のため北京行きの全日空機に乗り込む金正男と思われる男性

2001年5月4日、強制退去のため北京行きの全日空機に乗り込む金正男と思われる男性【拡大】

 テレビ朝鮮など韓国メディアは14日、複数の韓国政府関係者の話として、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(キム・ジョンナム)氏が13日午前、「マレーシアで北朝鮮の女スパイによって工作員に毒殺されたとみられる」と報じた。

 テレビ朝鮮によると金正男氏は13日午前9時ごろ、マレーシアの首都クアラルンプールの空港で2人組の女に毒針を刺されて死亡。女2人はタクシーで逃走したという。

 金正男氏は故金正日(キム・ジョンイル)総書記の長男として一時は後継者候補に目されたこともあった。また、日本に何度も密入国を繰り返していたとされる。

 2001年5月には成田空港で、ドミニカ共和国の偽造パスポートを持った中国人名義の男が、妻子とみられる男女とともに入国しようとしたところを、拘束される事件が発生した。

 男は「東京ディズニーランドに行きたかった」と密入国を企てた理由を説明したが、強制退去処分となり、中国へと移送された。日本政府はこの男を正式には金正男氏と認めていないが、同氏本人であったことは間違いないとされる。

 この不祥事が金総書記の怒りを買い、後継レースから脱落。金正恩にその座を奪われることになったとみられる。

 07年3月には産経新聞の清水満・特別記者がマカオ市内で金正男氏とみられる男性と遭遇した。午後9時過ぎに市内の広場で、妻とみられる女性や子供らと一緒にいた。護衛らしき人物はついていなかった。

 清水記者の「金正男さんですか」との問いかけに、男性はニヤリと笑い「フラッシュ、フラッシュ」と答え、撮影に応じた。「マカオに住んでいるのか」との質問には、笑みを浮かべるだけだった。同行の女性らにカメラを向けると、男性は制止し、立ち去った。

金正男氏

故・金正日総書記の三男、金正恩朝鮮労働党委員長の母親が在日朝鮮人出身の高英姫氏なのに対し、生母は元女優の成恵琳(ソン・へリム)氏。異母弟とは別々に育ち、スイスやロシアでの長期留学経験があり、1990年代から主に中華圏で暮らしている

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