トランプ-安倍会談に同席したトランプ氏の娘イバンカさんと夫ジャレッド・クシュナーさん (内閣広報室提供・共同)【拡大】
トランプ次期米大統領と安倍晋三首相による17日の初会談に、トランプ氏の娘イバンカさんと夫のジャレッド・クシュナーさんが同席したことについて、トランプ氏一家による「政治の私物化」だとの批判が上がっている。米メディアが18日(日本時間19日)伝えた。
イバンカさんはトランプ氏の会社の役員を務めており、外国首脳が同社を優遇しかねないとして、国益と個人的な利益が相反するとの懸念が広がっているためだ。イバンカさん夫妻が機密情報に接する権限を持っていないことも批判に拍車をかけている。
米国では「反縁故法」により、大統領の家族が政府の要職に就くことは禁止されている。ケネディ大統領が弟を司法長官に任命した人事への批判から1967年に制定されたもので、これ以降、大統領の親族が政権入りした例はない。
しかし、トランプ氏の政権移行チームは、無給なら同法をクリアするか検討しているとされる。オバマ大統領の倫理担当アドバイザーを務めたノーマン・アイゼン氏は、経済誌フォーチュンに対し「トランプ氏の会社と米国が一つの巨大なコングロマリット(複合企業体)になる」と警鐘を鳴らした。