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大隅氏、ノーベル賞受賞!「へそ曲がり」の白ひげ博士「少年時代の夢」叶う

大隅氏、ノーベル賞受賞!「へそ曲がり」の白ひげ博士「少年時代の夢」叶う

ノーベル医学生理学賞の受賞記者会見中に安倍首相から電話が入り、笑顔で応対する大隅良典・東京工業大栄誉教授=東京都目黒区の東京工業大

ノーベル医学生理学賞の受賞記者会見中に安倍首相から電話が入り、笑顔で応対する大隅良典・東京工業大栄誉教授=東京都目黒区の東京工業大【拡大】

 「格別の重さを感じている。少年時代からの夢だった」

 受賞が決まった大隅氏は午後8時から、東京都目黒区の東京工業大キャンパスで記者会見。集まった報道陣は300人近く。無数のフラッシュを浴び、トレードマークの白いあごひげが光った。

 大隅氏は福岡市出身。父親は九州大工学部で採鉱学を専攻する教授だった。福岡高校では化学部に所属。研究仲間らによると、顕微鏡をのぞき込むのが何よりも好きで、大学院生時には実験にのめり込んで徹夜を3日続けたという“努力家タイプ”だったという。

 受賞対象の「オートファジー」も、顕微鏡で酵母を観察し続けたことで発見に至った。自らを「へそ曲がり」と評し、この日の会見でも「誰もやっていないことを研究しようと、酵母の研究を始めた」と明かした。

 「研究生活に入ってからは、賞は意識の外だった」と大隅氏。「良い家庭人だったとは言えないが、妻がずっと支えてくれた」と、以前は研究仲間だったという妻の万里子さん(69)に感謝した。

 会見ではひげの話にも及び、米留学の際に「童顔だったので、若造にみられたくないと思って伸ばし始めた」。それ以降は「留学中に1度だけそったが、40年ぐらい無精ヒゲです」と笑い、「ワイフに『もっと短くしろ』とうるさく言われ、今朝はワイフがちょっとだけ整えてくれました」とはにかんだ。

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  • 会見中に安倍晋三首相から祝福の電話を受けた大隅良典氏。電波状況が悪かったのか、「ちょっと電話の調子が悪くて…」と謝る場面も=東京都目黒区(撮影・福島憲和)
  • ノーベル医学生理学賞に決まり、記者の問い掛けに笑顔で答える大隅良典・東京工業大栄誉教授=3日午後6時42分、横浜市緑区の東京工業大
  • 昭和38年、東大に入学した頃の大隅良典氏(本人提供)
  • 東大助手時代の大隅良典氏(本人提供)
  • 平成4年、オーストリアを訪れた大隅良典氏(本人提供)
  • 平成10年、基礎生物学研究所時代の大隅良典氏(中央)
  • 平成23年、メキシコを訪れた大隅良典氏(本人提供)
  • 平成24年、第28回京都賞を受賞した大隅良典氏(本人提供)
  • 日本人ノーベル賞受賞者
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