2016.9.22 05:05(3/3ページ)

あなたは「見れる」派?「見られる」派?「ら抜き」が初の多数派に

あなたは「見れる」派?「見られる」派?「ら抜き」が初の多数派に

 さらに、「ら抜き」が上回ったのは「意味が正確に伝わる可能性が高い言葉」とも指摘。「例えば『見られた』だと、受け身の表現にも聞こえる。らを抜くと意図が伝わりやすくなるため、多くなったのかもしれない」と話した。

 今回の調査では、78・5%の人が「日本語を大切にしている」と回答。ただ、「大切にしている」と答えた人のうち、「休ませていただきます」を「休まさせて-」と表現する「さ入れ言葉」を使っているのは17・1%に及んだ。

 「ら抜き言葉」については専門家の間でも擁護派と批判派に分かれるが、あなたはどちら?

江戸川大の氏原基余司教授(日本語学) 「今回初めて『見れる』『出れる』を使う人の割合が逆転したのは、以前から指摘されてきた『ら抜き言葉』の広がりを示す象徴的な結果だ。特に10~20代で使う人の割合が高く、今後さらに定着していくだろう。『さ入れ言葉』を使う人は『させていただく』を一つの言葉のようにとらえ、『休む』『読む』などの動詞に付けているのではないか。こちらは『ら抜き言葉』と違い、以前の調査と比べて使う人の割合はほとんど変わっておらず、それほど社会に浸透することはないだろう」

★慣用句でも誤用

 慣用句の使用状況では、「確信犯」の意味を「悪いことであると分かっていながらなされる行為、または行う人」と答えた人は69・4%で、本来の意味とされる「信念に基づいて正しいと信じてなされる行為、または行う人」の17・0%を大幅に上回った。

 混乱したさまを表す「上を下への大騒ぎ」を正しく選んだ人は22・5%にとどまり、「上や下への大騒ぎ」が60・8%に。眠りから覚めたときの気分が悪いことを表す、本来の「寝覚めが悪い」を選んだのは37・1%で、「目覚めが悪い」の57・9%を下回った。

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