【ビッくらぼんの365日・芸人日記(29)】
ぺこぱのシュウペイ(左)と松陰寺太勇=東京・大手町【拡大】
--デビュー8年目ですが、これまでのターニングポイントは
シュウペイ「昨年(8~9月)NHK BSプレミアムで放送された『爆笑ファクトリーハウス笑けずり』という番組に7週間レギュラーで出演したことですね。250組のオーディションから僕らを始め、選ばれた若手9組が山梨の本栖湖近くで合宿生活をするという番組です」
松陰寺「中川家さんやサンドウィッチマンさんらが講師に訪れて、課題に合わせた新ネタを作る内容でした。審査結果で毎週1組ずつが削られていく(脱落する)お笑いサバイバル。僕らは3組が残る最終回の準決勝で負けましたが、そこで新たなスタートラインに立てました」
シュウペイ「僕は、そこでお笑いへの考え方が変わりましたね」
松陰寺「でも、ネタはすべて僕が考えたので。シュウペイは『キャプテン翼』の単行本全37巻を読破しただけですよ」
--相方より自分が先に売れたら
シュウペイ「俳優として映画に出たい。2人の女性から取り合いをされる三角関係のモテる男役ですね。あとはサッカーが大好きなので、サッカー番組のMCとかやりたいですね」
松陰寺「(プロ野球)ロッテの大ファンなので、QVCマリンフィールドで始球式をしたい。一番の目標はミュージシャンになり、音楽業界を盛り上げたいですね。自主製作ですが、1枚ソロで『風』というタイトルで昨年発売しました。全9曲で、現在は約70枚売れています」
シュウペイ「松陰寺が作詞作曲編曲、演奏のすべてをやっています。彼は新ネタを新曲、ネタの冒頭をイントロ。すっかりミュージシャン気取りです」
--今後の目標は
シュウペイ「M-1グランプリの決勝進出です」
松陰寺「決勝戦のテレビ中継で多くの人に僕らを見てもらえれば、大きく変われるような気がしていますので。昨年は2回戦で敗退したので、無念でした…」
6月20日に東京・新宿vatios(バティオス)で「オスカープロお笑いライブ」に出演、7月4日にはTBS系「有田ジェネレーション」(月曜深夜1・58)に出演する。1月に東京・下北沢のしもきた空間リバティ初の単独ライブを成功させ、自信をつけた2人のさらなる活躍に期待だ。