2016.5.5 20:21

英日刊紙、30年ぶり登場も2カ月で廃刊「あらゆる手を尽くしたが…」

英日刊紙、30年ぶり登場も2カ月で廃刊「あらゆる手を尽くしたが…」

 「英国で30年ぶりに登場した新聞」の触れ込みで2月末に創刊された大衆紙「ニュー・デー」は5日、フェイスブック上でコメントを発表し、6日付の第50号が最終号となり、2カ月で廃刊になると発表した。販売部数が伸びなかったことが原因。

 英国では高級紙インディペンデントが30年続けた新聞発行を3月にやめ、電子版へ完全移行したばかり。デジタル化の波にあらがう形で登場した「ニュー・デー」の成否が注目されていた。

 だが新聞離れが進む中で存在感を発揮できず「あらゆる手を尽くしたが、販売部数が採算ラインに届かなかった」と説明。英メディアは、20万部の目標に対し4万部程度にとどまったようだと伝えた。

 「ニュー・デー」は別の大衆紙デーリー・ミラーなどを傘下に持つトリニティー・ミラー社が2月29日に創刊。タブロイド判40ページで平日のみ発行し、短い記事と写真、図解を多用。価格も50ペンス(約80円)と低めに抑え、読みやすさと気軽さを武器に読者層の掘り起こしを狙っていた。(共同)