2016.4.8 22:23

北朝鮮飲食店から13人が韓国に亡命 「経済制裁で苦境」と供述

北朝鮮飲食店から13人が韓国に亡命 「経済制裁で苦境」と供述

韓国に亡命した北朝鮮が国外に設けたレストランの支配人と従業員(統一省提供・共同)

韓国に亡命した北朝鮮が国外に設けたレストランの支配人と従業員(統一省提供・共同)【拡大】

 韓国統一省は8日、北朝鮮が国外に設けたレストランの男性支配人1人と女性従業員12人の計13人が集団で韓国に亡命したと発表した。13人は7日にソウルに到着した。

 13人は、経済制裁で経営が打撃を受ける中、北朝鮮当局から売り上げの上納を求められ苦しくなったとの趣旨の供述をしているという。海外の飲食店関係者が集団亡命した例はこれまでなかった。

 韓国は、北朝鮮が事実上の長距離弾道ミサイルを発射した直後の2月中旬から北朝鮮の外貨獲得を遮断するため、海外の北朝鮮飲食店の利用をやめるよう韓国人に呼び掛けてきた。これで客足が大きく減り、経営が打撃を受けているとみられていた。

 統一省報道官は、13人が勤務した店の所在国は「外交的な摩擦が起きる懸念がある」として明らかにしなかった。

 北朝鮮の海外飲食店で働く人は比較的恵まれた家庭の出身者らだとみられてきた。こうした住民が集団で亡命したことは体制への不満や恐怖が高まっているあらわれとみられる。(共同)