トレードマークのちょうネクタイとベビーフェースがキュートな三丘翔太。演歌界の新星だ=東京・大手町(撮影・寺河内美奈)【拡大】
カラオケ喫茶を営む祖父(68)と祖母(72)に育てられた三丘は、子供のころから演歌に親しみ、祖母が勝手に応募した「のど自慢」に出場。ゲストだった北島三郎(79)の「北の漁場」を熱唱した。
サンケイスポーツの取材に、三丘は「北島さんから『俺よりうまいんじゃないか。同じステージに立てたらいいね』と言っていただいたことが心に刺さり、歌手になることを決意しました」と明かした。
それがきっかけで、氷川きよし(38)らの師匠で作曲家、水森英夫氏(66)のもとで4年間、修業を積んだ。その間、事務所の先輩、萩本の舞台で、客席をまわって商品販売する売り子を経験。おばさまの心をくすぐるベビーフェースと愛想の良さで売り上げトップを記録した。「毎日、違うお客さまが喜んでくれて楽しかった」と振り返る。
念願のデビューに「歌手になりたかった祖母の夢を僕がかなえられてうれしい。生涯、愛される歌い手になりたい」と誓った。
三丘翔太(みつおか・しょうた)
本名・三岡翔太。1993(平成5)年11月30日生まれ、22歳。神奈川県出身。小学1年で初めて歌った演歌が大泉逸郎(73)の「孫」。藤山一郎さんや春日八郎さんらの懐メロを得意とし、歌謡曲のレパートリーは1000曲を超える。1メートル58。
(紙面から)