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目玉不足?テレビ界の地盤沈下?紅白視聴率、史上最低39・2%

目玉不足?テレビ界の地盤沈下?紅白視聴率、史上最低39・2%

特集:
紅白歌合戦
紅組優勝に感涙する綾瀬はるか(左)に優勝旗を授与する堺雅人=東京・渋谷(撮影・山田俊介)

紅組優勝に感涙する綾瀬はるか(左)に優勝旗を授与する堺雅人=東京・渋谷(撮影・山田俊介)【拡大】

 東京五輪の前年にあたる1963年に歴代最高となる81・4%を記録するなど、国民的番組として愛され続けた紅白が最低視聴率を記録した。

 2日、注目の平均視聴率が発表され、関東地区は第1部(午後7時15分~同8時55分)が34・8%、第2部(同9時~同11時45分)が39・2%。8年ぶりに40%割れになったのみならず、2004年に記録した39・3%を下回り、紅白の視聴率調査が始まった1962年以降で最低の数字となった。

 今回、総合司会に史上最年長となる黒柳徹子(82)を起用し、出場歌手では森進一(68)が「おふくろさん」を熱唱して紅白を卒業。また、4月にAKB48を卒業する高橋みなみ(24)の紅白ラストステージに卒業生の前田敦子(24)と大島優子(27)がサプライズで登場して盛り上げたが、それ以上の話題性にはとぼしかった。

 NHKエンターテインメント番組部の三溝敬志部長は「歌手のみなさんの最高のパフォーマンスと司会陣の奮闘で、すべての世代のみなさんが楽しめる紅白を作り上げたと思います」と総括した。ただ、昨年は「すべての世代」から支持されるヒット曲が生まれなかった背景もあり、放送前からささやかれた“目玉不足”を払拭できなかった。

 歴代最低の視聴率となった紅白だが、昨年の年間視聴率では2位の箱根駅伝(28・3%)に大差をつけて圧勝。2013年以来、2年ぶりの年間1位となったが、視聴率という側面では民放を含めたテレビ界全体の“地盤沈下”が際立つ結果となった。