2015.12.29 05:00

作家の岩下尚史氏が大河で俳優デビュー「キモーッとか言われて気持ち悪がられると思う」

作家の岩下尚史氏が大河で俳優デビュー「キモーッとか言われて気持ち悪がられると思う」

NHK大河ドラマ「真田丸」に明智光秀役で出演する岩下尚史氏

NHK大河ドラマ「真田丸」に明智光秀役で出演する岩下尚史氏【拡大】

 怪演に注目! テレビやラジオの辛口コメンテーターとしても人気の作家、岩下尚史(ひさふみ)氏(54)が、NHK大河ドラマ「真田丸」(来年1月10日スタート、日曜後8・0)で俳優デビューし28日、東京都内でサンケイスポーツの取材に「せりふも演技も何もかも初めて。ちっとも上手にできなかった。ハッハッハ!」と笑顔で撮影を振り返った。

 演じたのは戦国武将、明智光秀。第4回(1月31日放送)のみの出演だが、このほど俳優、吉田鋼太郎(56)演じる織田信長にけ倒され、顔中血だらけになるシーンなどを熱演した。制作スタッフや脚本家、三谷幸喜さん(54)から、崇拝する信長から人前で辱めを受けてもうっとり妖しい表情を出せるのは岩下さんしかいない-と白羽の矢が立った。

 「昨年、正式に三谷さんから『僕のイメージでは、光秀は岩下さん』と言われました。素人なのに意外だったし、うれしかった。大河は小学生のころから見ていたし、光秀役は『国盗り物語』(1973年)の近藤正臣さんの、憂いの中に狂気を秘めた演技が記憶にあります。でも、撮影現場では本当に難しかった」

 「敵は本能寺にあり!」の有名なセリフは、3回言う場面があったという。「スタッフから最初は自分に言い聞かせるように、次は心持ちを音に、最後は家来に下知するようにと言われたんです。でも、素人ですからねえ」と撮影を振り返ってボヤき節。「私は平安時代や明治時代は詳しいんですけど、戦国時代は詳しくないんですよねえ」と弱音も出た。

 一方、信長にけ倒された後、俳優、内野聖陽(47)演じる徳川家康に背後から抱かれ、介抱される場面は「撮影を20回ほど繰り返すうちに、内野さんが本当にいたわってくれているのが分かりました」と満足そう。主演の俳優、堺雅人(42)からは「大変でしたねえ」とねぎらわれたそうで、「さすが立派な座頭と思いました」としみじみ語った。

 「所作も含め武将は難しかった。きっとキモーッとか言われて気持ち悪がられると思う」と最後までボヤいた岩下氏。とはいえ、終始笑顔で「お坊さんや女形、公家の役なら…」と俳優業にも意欲が出た様子だった。

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