2015.11.8 04:03(2/3ページ)

自称「項羽の子孫」が中国転覆へ武装テロ画策…首謀者21人逮捕

自称「項羽の子孫」が中国転覆へ武装テロ画策…首謀者21人逮捕

 中国と台湾のトップが歴史的会談をするなか、共産党の一党独裁体制に対する反発か。それとも歴史上の英雄に自らをなぞらえた妄想か-。

 逮捕されたのは、項逢選容疑者(41)ら幹部7人を含む21人。

 3月、広州市の警察当局が「明るい月」と呼ばれる“影の軍隊”が存在するとの通報を受け、内偵を開始。項容疑者はインターネットを通じて仲間を募り、武装闘争で政府を倒し「民主憲政の道」を実現するため「民選党」を結成。自らが新政府の「総統」になることを画策していた。

 項容疑者は窃盗罪で懲役5年の刑を受けて出所後、広州市でクリーニング店を営んでいたが政治的野心を抱くように。約2200年前の楚の武将、項羽の子孫と吹聴し、「数年後には総統になるという天からの啓示を受けた」と周囲に話していたという。

 もちろん実際の血縁関係は不明。司馬遼太郎の小説「項羽と劉邦」でも知られる項羽は、秦を滅ぼしたものの後に前漢を打ち立てた劉邦に敗れ自害する。

 項容疑者を中心としたグループは富裕層を誘拐して身代金により資金を調達し、混雑した公共の場所で爆発物を爆発させて社会的混乱を引き起こすという“壮大”なテロを画策。有機化学の専門家、張六毛容疑者(43)が爆発物製造の中心になった。製造設備を用意して実験を開始し、良好な結果が得られた。

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