2015.9.20 05:06(3/3ページ)

黒木奈々さん32歳、胃がん再発で早すぎる死…前向きに闘病も

黒木奈々さん32歳、胃がん再発で早すぎる死…前向きに闘病も

キャスター復帰を支えに、前向きに闘病していた黒木奈々さん。32歳の若さで天国に旅立ってしまった

キャスター復帰を支えに、前向きに闘病していた黒木奈々さん。32歳の若さで天国に旅立ってしまった【拡大】

 同月には「同年代の働く女性たちが、がんに襲われたとき力になれるのではないか」という思いで、闘病を綴った初エッセー「未来のことは未来の私にまかせよう」を刊行。人々に勇気を与えたが、“再発”に倒れた。

 黒木さんの見舞いに訪れた事務所関係者によると「『絶対にキャスターとして復帰するんだ』と最期まで前向きに闘病していた」という。亡くなる3週間前に黒木さんと会った関係者は「再復帰を信じて明るく頑張っていた。心残りだと思う」と胸を痛めた。

 NHK側もキャスター復帰に向けた準備を進めていたそうで、黒木さんも番組関係者らに「もう一度、一緒にやろうね」と約束していたという。

 7月13日の出演が最後となったが、真摯なキャスターぶりは視聴者の記憶に生き続ける。

黒木奈々(くろき・なな)

 1982(昭和57)年11月12日生まれ、鹿児島市出身。上智大フランス語学科卒。2006年4月、大阪・毎日放送に報道記者として入社。07年2月に退社後、フリーアナに転身。11年4月から14年3月までNHK BS1「ワールドWaveトゥナイト」のアシスタントを務め、ニュースや天気予報を担当。14年9月に胃がんを発表。闘病しながら同局系「国際報道2015」に出演し完全復帰を目指していた。15年3月に著書「未来のことは未来の私にまかせよう 31歳で胃がんになったニュースキャスター」を出版。

(紙面から)