【ヒューマン】
活躍中の山崎夕貴アナウンサー【拡大】
個性の出し方にも悩んだ。アナウンス室の元上司で現解説委員の須田哲夫氏(67)に相談すると「個性は作るものではない。そのままでいることが個性」と言われ「自然にやろう」と入社2年目に吹っ切れた。
「ノンストップ!」で共演する設楽は、頼れる存在だ。番組開始当初、天気コーナーの直前に原稿がみつからずに焦っていると、設楽が即興で「今日の東京の天気は…」とフォローし、事なきを得た。
「何かあるとスッと手を差し伸べてくださる方。私も後輩の指導がキツくなりそうなとき、設楽さんの優しさに触れると後輩にもそう接しようと思える。設楽さんは私たちアナウンサーをかわいがってくださるお兄さん。番組は良い意味でノンプレッシャーです」
仕事は「一緒に働く人が大事」といい、出会った人たちに助けられ、自分なりのやり方を模索してきた。今後は「バランス感覚を養いたい」と、報道番組など新たな分野にも挑戦する必要性を感じるという。
「フジテレビのアナウンサーになれたことは今でも奇跡。感謝と向上心を持ち、何でも任せてもらえるアナウンサーにならないと」と大まじめに語りながら、「仕事の疲れはビールを飲んで忘れます」とニヤリ。おいしい一杯でリセットし、ヤマサキパンは常に進化していく。
山崎 夕貴(やまさき・ゆき)
1987(昭和62)年8月4日生まれ、28歳。岡山県出身。岡山大経済学部卒。2010年、フジテレビ入社。新人アナ登竜門番組「ヤマサキパン」に起用され、話題に。担当番組は「めざましテレビ」(月~金曜前5・25)の月、火曜のエンタメキャスター、「ダウンタウンなう」(金曜後7・57)、「ワイドナショー」(日曜前10・0)など。昨年の「好きな女性アナウンサーランキング」で初登場10位となった。身長1メートル62。趣味は旅行。
(紙面から)